田中くんの助言を聞いていれば、プレゼンの結果は違ったかもしれません。それでも田中くんは、プレゼンの失敗を自分の落ち度として頭を下げます。
そんな誠実さに触れたパパは、偏差値だけで人を判断していた自分を猛省。ひとりぼっちの家で、これまでのおこないを悔いていると——。
母が明かした衝撃の事実
















パパがこれほどまでに偏差値に固執していたのは、かつて「教育虐待」とも言える厳しさで自分を追い込んだ実父の存在があったから……。そんな経験から、悠斗くんにも同じ苦しみを強いてきたのです。
ところが、実母の口から語られたのは「実父の偏差値は、パパよりも低かった」という衝撃の事実でした。
作り上げられた「理想の父親像」に囚われ、コンプレックスに振り回されていた自分。そのせいで、かけがえのない家族を失いかけている――。パパは、自らの愚かさにようやく気付いたのでした。
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子どものためだと信じていた厳しい教育でしたが、実はパパ自身の過去を癒やすための手段になっていたようです。
子育てにおいて本当に大切なのは、親が理想とする姿に当てはめることではなく、ありのままの子どもを見つめ、認めることではないでしょうか。まずは目の前の子どもが向けてくれる笑顔を、何よりも大切にしていきたいですね。
はたけ
