厳かな場に訪れた予想外の訪問者
祖父の法事があり、私たちは自宅にお坊さんをお迎えしてお経をあげていただいていました。家族も皆静かに手を合わせ、厳かな空気が流れていました。
そんな最中、ふと視界の端で小さな動きがありました。見ると、お坊さんの坊主頭に一匹のハエがとまり、しばらく動かずにいるのです。場が場だけに声に出して笑うわけにはいかず、私は「どうしよう……」と焦りながら、胸の内で必死に気持ちを整えようとしていました。
笑ってはいけない状況で必死の攻防
法事の最中に笑ってしまってはいけないと自分に言い聞かせながら、私は足をつねったり、別のことを考えたりして必死にこらえました。しかし、ハエはなかなか離れず、その光景がどうしても頭から離れません。
それでもお坊さんはまったく表情を変えず、お経を続けていました。その姿を目の前にして、私は「気付いているはずなのに……すごいな」と感心しつつ、さらに笑いをこらえるのに必死でした。
法事が終わって溢れた感情
なんとか無事に法事が終わり、場の緊張が解けた瞬間、抑えていた笑いが一気に込み上げてきました。家の外へ出るなり、思わず大笑いしてしまいました。
改めて振り返ると、どんな状況でも動じずにお経をあげ続けてくださったお坊さんの姿勢に、ただただ頭が下がる思いでした。
まとめ
祖父の法事という厳粛な場で、まさかのハエの一件により笑いをこらえることになりましたが、最後までお経を続けてくださったお坊さんの落ち着いた姿を見て、そのプロ意識に感心しました。緊張と笑いが入り混じった、忘れられない出来事です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:佐藤かん子/50代女性・会社員
イラスト/エェコ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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