父の友人とその娘
ある日曜日のことです。父の昔からの友人であるC山さんが、海外出張のお土産を持って私たちの家にやってきました。C山さんとは家族ぐるみで仲がよく、私もよく知っている男性。15年ほど前に妻に不倫され、離婚したものの、その後、私の父の協力もあり意を決して起業。地方の小さな会社ではありますが、経営は安定しており、娘のB子さんと2人で暮らしていました。
B子さんは私と年齢が近く、仲良くなりたかったものの、どうしても彼女の性格が苦手で……。B子さんは私の洋服を見て「センスの悪い安そうな服」と言ったり、「もう少し、その化粧どうにかしたら?」などと言ったり、私のことをバカにしてくるのです。
そのたびに、C山さんは「娘がひどいことを言って申し訳ない」と謝ってくれていたため、私は「こっちが大人になろう」と許していたのでした。
A男に浮気疑惑が浮上
C山さんが帰ったあと、私は夜からA男とデートの予定だったものの、A男から「急に仕事が入ってしまったから、延期にしてほしい」との連絡がありました。
A男は仕事熱心な性格で、2カ月後にはC山さんの会社に中途入社することが決まっていました。なお、A男に余計なことは考えさせたくないと思い、彼には、私がC山さんと知人ということは秘密にしていました。
その日は、「そっか。仕事なら仕方ないね」と言ったのですが、その日を境に、A男はデートをドタキャンすることが増え、メッセージの返事も遅れるように……。
そんな中、大学の同期と飲みに行ったときのこと。A男のことも知っている同期なので彼のことについて相談していると、「そういえば先日……」と目撃談が飛び出てきたのです。
聞けば、A男が女性と食事をしていたのだとか。その日は私とデートの約束をしていたものの、「体調が悪い」とキャンセルしてきた日で、私は「浮気しているのかも!」と思い、A男を問い詰めることにしました。
A男の浮気相手はまさかの!?
思い切ってA男の家に行き、玄関のチャイムを押そうとした瞬間でした。なんとA男がB子さんと腕を組んで玄関から出てきたのです。
「どういうこと!?」と追及すると、B子さんは、「えっ、A男ってあんたの彼氏だったの? ウケる」と高笑い。A男は「B子、こいつを知ってるの?」とびっくりしていたため、私は「B子さんとは知り合いで」とだけ説明。すると、A男は笑いながら、「へえ。 まあ、お前とは別れるつもりだったからいいけど」と言ったのです。
私が「どうして浮気したの?」と聞くと、「B子は美人だし、俺が転職する会社の社長の娘だからな。上手くいけば、俺は次期社長だよ」とA男はニヤニヤ。
私はそんな2人にあきれてしまい、ある決意をして「わかった。私たちはこれで終わりね。でも、後悔することになると思うよ」と告げ、自宅に帰ったのでした。
浮気男の末路は…
帰宅後、私はすぐに父に相談し、C山さんにA男とB子さんのことを報告。C山さんは初耳だったようで、驚きながらも、「明日、A男くんに事情を聞くから、きみもうちの会社に来られるか?」と言い、私は「もちろんです」と答えました。
翌日、社長室でC山さんと私が待機していると、A男が入ってきました。私の姿を見てA男は、「どうしてお前がここに?」と状況が理解できない様子だったため、私は「実は……」とC山さんとの関係を説明。A男の顔はみるみる青ざめていきました。
そして、C山さんはA男に対して言いました。
「話はすべて聞いたよ。私は不誠実な人間が嫌いだ。君の採用はキャンセルで……と言いたいところだが、君の判断に任せる。私に嫌われながらうちで仕事をするか、他を探すか、どうする?」
B男は俯きながら、「内定は辞退します」と返事をし、社長室から出ていったのでした。
その後、C山さんはB子さんをきつく叱ってくれたようで、B子さんから謝罪が。なお、B子さんにとってA男は複数いる彼氏の1人だったようで、程なくして2人は破局したようです。
婚約破棄になったことは悲しかったですが、結婚する前にA男の本性がわかってよかったです。彼とは長く付き合っていたため、「A男のことは何でも知っている」と思っていましたが、人をわかった気になってはいけないと学んだ出来事でした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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