いざ生活が始まると、これまで円満だと思っていた夫婦関係に、修復不可能なズレが生じていきました。
リビングで冷蔵庫を漁っていたのは
週に2回、デイサービスを利用していた義母。その間に私は買い出しや通院などの用事を済ませるのが日課でした。
ある日、義母を送り出したあとに外出し、帰宅すると、リビングに人影が見えました。誰もいないはずなのに……と恐怖を感じながら恐る恐る近づくと、そこには冷蔵庫を勝手にあさる義母の姿があったのです。
驚いて声をかけると、義母は「最近、行くのが面倒でサボっているのよ」と悪びれもせずに答えました。しかもその間、家にある作り置きのおかずやおやつを片っ端から食べ尽くしていたのです。
食欲が旺盛な義母は、家にあるものをあるだけ食べてしまう。それが、いつしか私の大きなストレスになっていきました。
「俺が稼いだ金なのに」
義母が勝手に食べ尽くしてしまうことを夫に相談しましたが、「好きにやらせてあげてよ」とまったくの無関心。
「子どもの将来のためにも貯金したいから、お義母さんの大食いを控えてもらうか、あなたのお酒やタバコを少し控えてほしい」とお願いすると、夫は「俺が働いて稼いだ金だぞ! なんで俺が我慢しなきゃいけないんだ!」と声を荒らげました。
家事や育児を担う私の存在を無視して「稼いでいる俺が一番偉い」と言わんばかりの態度に、私は言い返せないほどのショックを受けました。 私はこれ以上、夫を説得することを諦めてしまいました。
娘のお祝いのプリンが
そんなある日、娘がピアノのコンクールで賞を受賞しました。娘がお祝いに選んだのは、クール便で注文できる超高級プリン! さっそく手配して、義母にも「クール便が届いても勝手に開けないでくださいね」と伝えておきました。
後日、外出先から娘と帰ってくると、玄関に空の発泡スチロールの箱が置かれていて、クール便が届いた様子。
娘と「おばあちゃんが受け取ってくれたのかな」とウキウキしながらリビングに行くと、なんと義母がひとりで高級プリンを食べていたのです……。
義母の驚くべき返答
娘が「えっ、私のプリン……」と言うと、「えぇ? 開けちゃダメだったの~? これ最後の1個を食べてるところ! 食べる?」と娘に食べかけのものを差し出しました。「4個も食べたら血糖値上がっちゃうわね~」とけらけら笑い、まったく悪気がない様子。
「今日は娘のお祝いのためのプリンが届くから開けないように伝えたじゃないですか!」と言うと、「ごめんなさいねぇ~また買ってあげて?」と反省の色もありませんでした。
娘は義母の言葉を聞いて「うわ~ん! 楽しみにしてたのにー! 私のものをいつもいつも……もうおばあちゃんなんか、嫌だ!」と号泣してしまいました。
我慢の限界に達した私は
帰宅した夫に今日のことを伝えると、「そのプリンさ、俺の金で買ったんだろ? 文句言うなよ! 食い意地が張ってるのはどっちだよ! おばあちゃんは大切にしないとな」と信じられない発言。
涙目の娘を前に、自分のことしか考えない態度をとる2人を見て、私は離婚を決めました。
「夫として父親として、優先すべきこともわからないあなたとはやっていけません! それに孫の気持ちもわからない、自分勝手なお義母さんとも無理です!」と言い残し、私は娘を連れて実家に帰ることにしたのです。
2人は最後まで「そんな大げさな……」と驚いていましたが、私と娘はもう我慢できませんでした。
その後、正式に離婚が成立。自分の欲望ばかり優先する義母や家族に関心のない夫と離れ、今は両親と同居して穏やかな生活を送っています。これからも娘のそばで成長を見守るのが楽しみです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。