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義母「着物ちょうだい♡」夫「邪魔だしいいよ」実母の形見を奪われ愕然→むりー!非道な2人の哀れな結末

結婚を機に仕事を辞めたのは、夫の会社が転勤の多い職場だったからです。「いずれ転勤になるなら、身軽なほうがいい」そう思い、迷いはありませんでした。

そんな私の心の支えが、亡くなった母の形見。父が母に贈った、大切な着物です。着る予定がなくても、時々タンスから出して風を通しています。それだけで、母と話しているような気持ちになれる――私にとっては、心を保つための大切な存在でした。

しかし、この着物を夫は「いらない物」「邪魔な物」と切り捨てたのです。

 

「ちょうだい」が通ると思っている義母

ある日、義母が連絡もなく突然やって来ました。玄関を開けるなり「近くまで来たから」と言いながら、 まるで自分の家のように上がり込んできます。そのとき、ちょうど私は 母の形見である着物を出し、風を通していました。

 

すると、着物に気づいた義母が足を止め「あら、なにこれ?」と言いながら近づいてきたのです。そして、生地に手を伸ばし、目を輝かせながら「まぁ~!豪華じゃない! すごく素敵ねぇ!」と一言。嫌な予感が背中を走り、咄嗟に私は「これは母の形見なんです! 父が母に贈った、大切な着物で……」 と説明しました。義母は一瞬だけ頷き「じゃあ、私にちょうだい!」と言い放ったのです。私は慌てて「すみません! これはお譲りできません」と答えました。 すると義母は、不思議そうに首を傾げ「でも、もう着ないんでしょ? タンスにしまってるだけなんて、着物が可哀想じゃない」と渋ってきたのです。その言い方に、胸がざわつきました。さらに義母は畳みかけるように「私、今度集まりがあるのよ。ちょうど何を着ようか迷ってたの」とポツリ。

 

私が改めて断ると、 義母の表情は一気に変わり「私はあなたの姑よ? 嫁なんだから、私の言うことを尊重しなさい!」と言い放ったのです。その瞬間、はっきり分かりました。 この人は、お願いしているつもりなんてない。最初から奪うつもりだったのだと。

 

夫の言葉で、すべてが軽く扱われた

義母と私の空気がピリついたまま、部屋に重たい沈黙が落ちました。すると私たちの声が聞こえたのか、夫が現れ「まぁまぁ、落ち着いて」と一言。私は夫に「これは母の形見なの! お願い……お義母さんを止めて!」と助けを求めました。

 

すると夫は、着物をまじまじと見て「形見だってことは知ってるけど、全然着てないじゃん? 母さんに着てもらったら? しかもさ、こんなに豪華なんだから、ちゃんとした所に出したら結構な値段つくと思うよ! 」と言い放ったのです。――その瞬間、義母の目の色が変わり「え?高いの? じゃあ尚更、私がもらった方がいいじゃない!」と言うのです。私はすぐに「値段の問題じゃないんです! これは売るものじゃないし、譲るものでもないんです」と言い返しました。しかし義母は「タンスに眠らせるなんて、もったいないわ。私が大事に着てあげる。ね?」と……。夫も「家に置いてても邪魔だろ? どうせ着ないんだし、母さんに譲りなよ〜。家族なんだし!」と私をなだめてくるのです。

 

その瞬間、背中が冷たくなりました。夫は“私の気持ち”より、“義母の機嫌”を選んだのです。義母は勝ち誇ったように「嫁ってね、家族のために我慢するのが普通なの。まぁ、今日はいいわ。また今度ね」と一言。夫と義母、2人が同じ側に立っているのが痛いほど分かりました。この時点で、もう嫌な予感は“確信”に変わっていました。

 

無断で査定に出されたと知った日、すべてが決まった

数か月後、夫の転勤が決まり引っ越し準備をしていました。何気なくタンスを開けた私は、息が止まりました。

 

……ない。 母の着物が、消えていたのです。

 

震える声で夫に聞くと「ああ、母さんが持ってったよ」と軽い感じで答えたのです。嫌な予感が走り「……まさか、査定に出したの?」と夫に尋ねました。すると、夫はヘラッと笑いながら「価値を知るだけね! 別に売ったワケじゃないんだから、そのくらいいいでしょ。家族なんだからさ!」と悪びれた様子もなく言うのです。その軽さに、目の前が暗くなりました。私は「これは母の形見なの! 落ち込んだときも、これを見るだけで踏ん張れたの! 私の心の支えだったのに……」と夫を責めました。すると、夫は困った顔をして「そこまで思い入れがあるなんて知らなかった! それなら最初から言ってよ!」と言い放ったのです。その一言で、腹の底から理解しました。 “知らなかった”じゃない。 “知ろうとしなかった”のだと……。

 

私は静かに「何度も言ったよね? それでもあなたは“邪魔”“どうせ着ない”ってあしらったよね? 私の気持ちを踏みにじったんだよ? わかる!?」と詰め寄りました。夫は言い返せませんでした。そのとき、着物を抱え義母が現れ「聞いて! すっごい高額よ!」と目を輝かせ言うのです。私が「お譲りできないって伝えましたよね? もう限界です……」と涙ながらに伝えました。私の涙に義母は「そんなつもりじゃなかったの! 家族だし、ちょっと借りただけで……」と小さく言ったきり黙り込みました。

 

私は「家族の大事なものを雑に扱う人たちとは一緒にいられない」と言い残し、着物だけを持って家を出ました。その後、離婚し実家へ戻り父と一緒に、母の着物に風を通しています。私はこの出来事で、自分の大切なものを守る覚悟を持てました。

 

◇ ◇ ◇

 

大切なものを守れるかどうかは、言葉で語られる愛情以上に、その人の普段の姿勢に表れます。それを笑って軽く扱う相手とは、これから先を一緒に歩くのは難しいのかもしれません。だからこそ、自分の心を守る決断は、早いほど自分を救うことにつながるのだと思います。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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