なんで一緒にいるの?
僕は帰宅すると、妻と僕の同期であるBが親しそうに話している場面に遭遇してしまいました。
「なんでお前が家に…」
動揺する僕をよそに、妻は平然とBの海外赴任についていきたいのだと言い放ちました。妻は、以前から海外へ行きたいと言っていました。そこで、海外赴任が決まったBに目をつけたのかもしれません。
「だから私たち、離婚しましょ?」
どうやら、僕がBを家に連れてきた際に連絡先を交換したよう。そこから何度か会って、関係を深めていったとのことでした。夫である僕や娘のことよりも、自分の願望を優先するその態度に僕は言葉を失いました。すると、僕の代わりに娘が「パパと離婚できないよね? だって…」と話をはじめました。
大事なのは娘!
娘は、
「パパも来年から海外でお仕事するんだもんね♪ そこだと、パーティーとかに参加するんでしょ? ママがいなかったらパパ困るじゃん」と……。
「は? あなたも海外? 聞いていないけど!」と妻が金切り声をあげました。
僕が「まだ不確定な事項が多かったんだよ。ようやく決定して伝える予定だったのに、帰宅してみればこのありさまで、言うタイミングを失った」と説明すると、妻は逆ギレ。不確定な段階でも伝えるべきだと激怒していました。
そんな修羅場に巻き込まれたA子さんは、慌てて娘をフォロー。子どもの目線に合わせてそっとほほ笑み、「大丈夫だよ、お姉ちゃんとあっちで遊ぼうか?」と声をかけてくれました。
不安そうな顔をしていた娘でしたが、A子さんの言葉に甘え、少しほっとした表情に。その光景を見て、僕は守るべきなのは娘だと思いました。
不倫の代償と新たな未来
妻とBは、自分たちの関係を「仕方のないこと」と正当化。親族や会社の人など、周囲の声を軽視し続けていました。さらに僕も海外へ行くことが気に食わなかったBは、僕の海外赴任を妨害しようと、さまざまなウワサを流布。しかし、根も葉もないことばかりで、誰も信じませんでした。そのうち、Bの身勝手さは孤立を招き、社内でBは白い目で見られるようになりました。
最後には社長から、「不貞行為の果てに個人的なことで職場の雰囲気を悪化させた」と叱責され、Bの海外赴任もキャンセルに。そのことがわかった妻は、Bにも激怒していたよう。「何のために離婚したの!?」とわめく元妻を見て目が覚めたのか、Bは元妻と別れることを選択したとのことでした。
一方で、A子さんはあの日以来、娘のフォローに徹してくれました。折に触れて会いにきたり、外に連れ出してくれたりと、娘を支えてくれたのです。
僕もまた、娘とA子さんと過ごす穏やかな時間の中で、心を立て直していきました。そして、海外赴任の前に、正式にA子さんに交際を申し込んだのです。
A子さんは娘の頭をなでながら、「私がママになってもいいのかな…?」とやさしく聞きました。娘は満面の笑みで「もちろん! ずっと一緒にいてほしい!」と答えていました。
2人の姿を見て、僕は「この2人となら幸せな家庭を築ける」と思いました。自分が何を大切にするべきかは、間違えないようにしたいと感じた出来事でした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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