彼「今日はここを予約したんだ」
記念日当日。彼から「今日、予約した場所があるんだけど、どうかな?」と連絡が届きました。
少し距離を置いていたので、「記念日のこと覚えてたんだ」「祝う気持ちがあったんだ」と、驚いた反面、うれしさも感じていました。OKと返事をして私は彼との待ち合わせ場所へ。どこかお店でも予約したのかな?と思いつつ連れて行かれたのは……。
“私を囲い込もうとする彼”の本音
レストランなどではなく、不動産屋。
彼は以前から、不動産屋の方と話をしていたようで、初対面ではない雰囲気でした。「なぜ不動産屋?」と放心状態だった私は、彼と不動産屋さんに促されるまま、あるマンションへ。そして部屋の中を内見する流れになったのです。
「ここに住んだらこうなりそうだね」「荷物はこうしよう」「ここに置こう」と、部屋の様子を見て口にする彼。その言葉は私との未来を確定させる言葉ばかりで、なんだか胸がざわつきました。
距離を置いていたこともあって、私が「別れを考えている」ということを察していたのでしょうか。彼の行動は、私を“囲い込もうとしている”ように思えてしまいました。前向きな言葉を口にする彼に、私はなんだか不自然な返ししかできなくて……。
すると、私の反応を不審に思ったのか、不動産屋の方が「結婚に向けて新居を探しているという話だったのですが、お間違いないでしょうか?」とこそっと声をかけてくれました。
結婚?と私はびっくり。結婚なんて話は一切出ていなかったからです。
私は不動産屋の方に正直に事情を話し、彼をうまく誘導してもらって内見はお開きに。不動産屋の方と別れたあと、彼にどういうことかと聞くと、不機嫌になった彼から「お前が将来のことを考えられるように、お前のためにやったんだろうが!」と怒鳴られてしまいました。
そこで私は確信しました。「彼の中に私の意思はないのだ」と。そして自分の気持ちを優先する人と一緒にいるほど、自分の人生の選択肢は狭くなるのだと感じました。このとき私は、「ちゃんと話し合うことができ、互いの気持ちを尊重し合える関係」が私の理想だと気づいたのです。
「自分の人生の選択肢」が狭くなる選択はしたくない
その後、彼とは周りの協力も得て別れました。そして今、私は理想だと思える相手と結婚し、穏やかに、幸せに暮らしています。夫が元彼と何より違うのは、私の選択を奪わないこと。夫はむしろ「やってみたら?」と背中を押してくれて、私の世界を広げてくれる人です。恋愛は縛られるものじゃなく、広がっていくものだと学んだ元彼との出来事となりました。
著者:わたふじ/30代女性・現役看護師ライター。マッチングアプリで出会った夫とふたり暮らし。急性期病院での経験を活かした医療系記事の執筆をはじめ、ライフスタイルや地域紹介記事など幅広いジャンルを執筆中。
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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