「主婦は贅沢禁止!」外見もお金も支配する夫
ある日、夫は「会社の後輩がお前を見かけた。目立っていて恥ずかしい」と言い出し、「もう主婦なんだから化粧も服も必要ない」「化粧品と服を買うのは禁止。主婦は贅沢禁止だ」と一方的に宣言。
さらに「稼いでいるのは俺なんだから金の使い道は俺が決める」「カード履歴もチェックする」とまで言われ、私は言葉を失いました。
私が「肌のケアはどうするの?」と訴えても、夫は「サラダ油でも塗っとけ」と笑うだけ。自分のことを後回しにする生活を続けるうちに、肌も髪も爪も荒れ、見た目もどんどんボロボロになっていきました。
私が稼いだお金なのに…捨てられた化粧品
このままでは耐えられないと思い、私は夫に黙ってバイトを始めました。せめて化粧水と乳液だけでも買いたかったからです。ところが、クローゼットに隠していた化粧品を見つけた夫は激怒。
「隠れて贅沢したな」「全部捨てる」「バイト代も全部出せ」と怒鳴り、私が「自分で稼いだお金で買ったもの」と説明しても聞く耳を持ちませんでした。自分は飲み歩いているのに、私にだけ節約を強要し……私は心の底から嫌気がさしました。
義母が激怒「みっともないのはあんた!」
そんなある日、義母が家に来ることになりました。夫は私に「母さんの前で派手な格好をするな」と念押し。私は夫に言われた通りの格好で義母を迎えました。
その後、夫は義母に「嫁が贅沢している」「専業主婦のくせに派手でみっともない」とメッセージを送っていたようですが、義母の反応はまったくの逆でした。
義母は私の姿を見て激怒したのです。
「あんなにきれいだった◯◯さん(私の名前)が、どうしてこんなにボロボロになってるの?」
「肌も髪も爪も傷んでるじゃない」
「みっともないのはあんたのほうでしょう!バカ息子!」
さらに義母は、夫が私のことを「ババア」とバカにしていたことも知り、「こんな息子と一緒にいる必要はない。離婚しなさい」と言ってくれたのです。
義母のひと言で、ようやく目が覚めた私
その言葉で、私はようやく目が覚めました。私は夫に「別れたい」とはっきり伝え、離婚を決意。夫は最後まで「今さらお前みたいな年増に貰い手なんかいない」と暴言を吐いていましたが、もう何も響きませんでした。
離婚後、私は美容師の仕事を再開。少しずつ自分を取り戻し、身だしなみを整えられる生活に戻ると、気持ちまで明るくなりました。今では元義母とも交流が続いていて、私の美容室に来てくれることもあります。
一方、ひとりになった元夫は私から離婚を言い出されたことがショックだったのか、人が変わったように暗くなったと義母から聞きました。仕事に行っているのかもよくわからないとのこと。義母はもちろん、兄弟からも厳しく叱られたようです。
今回のことで強く思ったのは、自分を磨くのは誰かのためではなく、自分のためだということ。これからも私は、自分らしくいるために、自分を大切にして生きていきたいと思っています。
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配偶者の外見やお金の使い道を一方的に制限し、人格まで否定する行為は、モラルハラスメントにあたる可能性があります。
パートナーの言動に強い違和感や恐怖を感じている場合は、ひとりで抱え込まず、家族や友人、DV相談ナビ(#8008)やDV相談+(0120-279-889)などの専門の相談窓口を利用することも大切です。身の危険を感じる場合は、迷わず110番に通報を。「自分が悪いのかも」と思い込まず、まずは安心できる人や専門窓口に相談してみましょう。
【取材時期:2026年2月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています
※一部にAI生成画像を使用しています