記事サムネイル画像

不妊治療中の私に義母「妊娠おめでとう!息子に聞いたわ」私「え…?」夫が隠していた真実と、その末路

不妊治療を始めて約1年。期待しては落ち込み、また気持ちを立て直して——その繰り返しの中で、夫はある日、私の顔をのぞき込むようにして体調を聞いてきました。

「つわりみたいな症状、出てない?」「気持ち悪いとかないの?」けれど私は、いつも通り。喜ばしい兆しは何ひとつ感じられませんでした。そして……。

夫「お前のせいじゃない」と言いながら…

夫は小さく肩を落とし、「治療って、やっぱりうまくいかないのかな」「お金もかかるし」とため息まじりにこぼしました。私は申し訳なさで胸がいっぱいになり、謝ることしかできませんでした。

 

夫は、口では「体質のせいで、お前のせいじゃない」と言いながら、次の瞬間には「自分を責めて暗くされると家にいるのが億劫になる」と私を突き放したのです。


私は笑ってやり過ごすこともできず、ただ、義母の顔が浮かびました。義母はやさしく、孫を急かすようなことは一度も言いません。でも、夫がひとり息子なら、なおさら心待ちにしているはずで……。

 

だから私は、もう少し治療を続けさせてほしいと頼みました。2年目、3年目で授かった人もいると聞いたからです。夫は曖昧に「考えておくよ」と言うだけでした。

 

義母からの「妊娠おめでとう」に凍りつく

それから約1カ月後。義母から明るい声で電話がかかってきました。


「息子から聞いたわよ〜!妊娠おめでとう!これで私もおばあちゃんね。体調大変でしょ?いつでも駆けつけるからね!」

 

一瞬、頭が真っ白になりました。私は妊娠していない。治療は続いているけれど、まだ何の兆候もない。人違いだと思い、恐る恐るそう伝えると、義母は困惑した様子で「息子から聞いたのよ?自分の子どもができたって言ってた」と言うのです。

 

私は何か嫌な予感がしました。「夫から?」と聞き返すと、義母はさらに「母さんも安心してくれって。そのうち孫に会わせるって」と続けました。


……夫が、私の知らない“自分の子ども”の話をしている。

 

嫌な予感が現実になっていくのがわかって、私は義母に「確認してみます」と告げて電話を切りました。義母は最後まで私を気遣い、「何かあったら連絡してね」とやさしく言ってくれました。

 

 

夫の口から出た「第2夫人」という言葉

帰宅した夫に、私は単刀直入に問いただしました。「お義母さんに“子どもができた”って言ったの?どうして?」

 

すると夫は、悪びれもせず言いました。嘘じゃない。自分の子どもができたのは本当だ、と。私が「私、妊娠してないよ?」と告げると、夫は笑いながら「お前じゃないよ」と言い放ったのです。私は耳を疑いました。


夫は、私ではない女性を妊娠させた——つまり不倫をした。しかも、その女性を「第2夫人」と呼び、「子どもができたから正妻に“昇格”だな」などと、冗談みたいに軽く言ってのけました。

 

私が震える声で問い詰めると、夫はさらにこう続けました。 「お前いつまで経っても子どもできないから、保険で彼女作っておいた」


そして、追い打ちをかけるように、相手の名前を口にしたのです。私の友人で、親友だと信じていた人でした。最後には、私に「離婚するから1カ月以内に出ていけ」と言ってきたのです。
 

行き場を失った私を拾ってくれたのは…

私はすべてを失いました。夫も、友人も、居場所も。

 

夫の離婚宣言から1週間後、私は離婚届に判を押して家を出ました。すると元夫から「今どこ?公園にでもいるのか?」と連絡が。私は「立派な日本家屋に住んでます。亡くなった夫の遺産で暮らす女性がひとりで住んでいる場所よ」——そんな話をした途端、元夫の声色が変わりました。

 

 

「……それ、うちの実家と似てる」そうです。私が身を寄せたのは、義母の家でした。元夫から離婚を切り出されたあと、義母に連絡すると、義母は「うちに来なさい」と声をかけてくれたのです。

 

そして電話口に義母が出て、きっぱり言いました。 「◯◯さん(私の名前)には、この家にいてもらうわ。私の娘は◯◯さんだけです」

 

義母は、かつて自分も不妊で苦しみ、心ない言葉に傷ついた経験があると言いました。だからこそ、嫁が妊活で傷つくことがあったらやさしくすると決めていた、と。元夫は「孫ができたら気持ちも変わる」と食い下がりましたが、義母は拒絶しました。「あなたとは話したくありません。汚いことをして人を傷つけて……腹立たしいったらない」

 

「俺は唯一の息子だ!」逆上する元夫に義母は…

元夫は実家から私を追い出そうとしました。でも、家の主は義母です。私が「義母が置くと言ってくれている」と伝えると、元夫は最後の切り札のように叫びました。「俺は母さんの唯一の子どもだ!関係ある!」

 

私は静かに告げました。「私も、お義母さんの子どもになるよ」


義母は、私と養子縁組をすることを決めていました。相続権が私にも発生する。元夫は取り乱しました。自分の財産が減ることが許せなかったのでしょう。


そして義母は言ったのです。「あなたのこと、もう息子だと思っていない」


その後、義母は親戚にも話を通してくれ、近くに住む親族たちも私を温かく迎えてくれました。私は早くに両親を亡くしていましたが、ようやく「本当の母親」と呼べる存在に出会えたのです。

 

元夫は親戚に自分に都合のいい話をして理解を得ようとしたようですが、親族からも冷たくあしらわれ、追い返されるように去っていったと聞きました。あのまま元夫との結婚生活を続けていたら——きっと、この穏やかな幸せは手に入らなかったと思います。私はようやく、自分の居場所を見つけることができたのです。

 

◇ ◇ ◇

 

不妊治療は、体だけでなく心にも大きな負担がかかるもの。だからこそ、夫婦で寄り添い合えるかどうかが何より大切ですよね。苦しむ相手を責めたり、裏切ったりした“代償”は、いつか別の形で返ってくるのかもしれませんね。

 

【取材時期:2026年2月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています

※一部にAI生成画像を使用しています

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
\ この記事にいいね!しよう /
シェアする

  • コメントがありません

この記事の著者
著者プロファイル

ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

読者からの体験談をお届けします。

同じ著者の連載

新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

気になる記事をまとめ読み

人気連載

新着連載

連載完結

もっと見る

注目記事を探す

人気記事ランキング

アクセスランキング
コメントランキング

お得な無料キャンペーン

エンタメの新着記事

PICKUP