優先席前で起きたこと
電車に乗り、ベビーカーだったため優先席側のドア付近に寄ろうとしました。すると、若い女性がすっと入り込んできて、そのままドア前に立ったのです。しっかり目が合ったにもかかわらず、気付いていないフリをされ、どいてもらえませんでした。
失った本来の立ち位置
「えっ、ウソでしょ?」と思いながらも何も言えず、申し訳ない気持ちでドアと通路の中途半端な場所に立つことになりました。周囲の邪魔になっていないかが気になり、不安なまま電車の発車を待っていました。
思いがけない人物のひと声
電車が動き出した瞬間でした。私の少し後ろに立っていた、無愛想な男性が一歩前に出て、女性に向かって強い口調で言いました。
「ちょっと、そこ邪魔でしょ。ベビーカー置こうとしてたのわかってましたよね。わかっててそこに立ちましたよね。どいてください!」
その瞬間、周囲が一気に静まり返りました。
私の気持ちが救われた瞬間
女性はその場を離れ、私は「すみません」と声をかけて、空いたスペースにベビーカーを置かせてもらいました。イヤホンをしてスマホを触っていた男性でしたが、周囲の状況をきちんと見ていて、すぐに相手に注意をしてくれたことに驚きました。
まとめ
声を上げるのは簡単なことではありません。それでも、あのとき周囲をきちんと見て、迷わず声をかけてくれた人がいました。ベビーカーで肩身の狭い思いをしていた気持ちを代弁してもらい、ふっと気持ちが軽くなった気がします。あの車内で起きた出来事は、今も心に残っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山口美恵子/30代女性・主婦
イラスト:ゆる山まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
関連記事:「母が今日、亡くなったんです」予約していた整体からかかってきた電話のひと言にがくぜん
関連記事:「自分が先頭。他の人は後ろ」と仕切るジムの会員に新人会員が放ったひと言とは
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!