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夫「今日って何の日だっけ?」私「離婚記念日だよ」事実を告げて作戦決行!→すると夫と浮気女は顔面蒼白に!

結婚して1年も経たないのに、夫はほぼ毎晩帰ってこない……。最初は「仕事帰りの付き合い」と信じていました。違和感をおぼえたのは、「残業」だと言っていた夫から漂ってきた、あまりにも濃いアルコールのにおいを感じたあの夜のことでした。

夫と籍を入れたのは、ちょうど1年前の春のことです。当時は小さなアパートに2人で暮らし始めたばかりで、まだ段ボールが片付かないうちから、夫は「仕事仲間と1杯だけ」と言って家を出るようになりました。

 

最初の1カ月は、それほど気にしていませんでした。社会人なら付き合いもある。私自身もそう割り切ろうとしていたのです。けれど「1杯だけ」がいつしか週に3回になり、4回になり、気づけば平日はほぼ毎日という有様になっていました。

 

帰宅するのは終電ギリギリか、それを過ぎたころ。リビングのソファに崩れ落ちるように寝て、翌朝は何事もなかったように出勤する。私が夕食を作って待っていても、「あ、そうだっけ? 忘れてたわ」と笑って済ませる人でした。

 

怒りよりも先に、じわじわと冷たいものが胸の底に溜まっていく感覚。それでも私は「新婚なんだから」と自分に言い聞かせ、波風を立てないように気をつけていたのです。それが自分の心をすり減らしていたなんて、そのときは気づきもしませんでした……。

 

自称「サバサバ系」の同僚

そんな生活が続いた、ある深夜のこと――。

 

見知らぬ番号から着信がありました。普段なら出ないのですが、そのときはなぜか胸騒ぎがして電話を取ったのです。

 

すると、「旦那さんの同僚です~」という甘えたような女性の声が。酔っぱらった夫が「番号教えるから、嫁に連絡して!」と言って、私の電話番号を教えたそうです。

 

「旦那さん、カラオケで寝ちゃって! 迎えに来てくれませんか?」

 

しかし、どこにいるのかと聞いても、「なんか駅の近くだったと思うんですけどぉ」と要領を得ません。店員を呼んでほしいと頼んでも、「旦那さんが私の膝の上で寝てて動けなくって!」と笑いながら返してきます。

 

こちらが怒りを押し殺しながら丁寧に話しているのに、彼女はなんとも思っていない様子でした。堪えきれず私がため息をつくと、「私ってサバサバしてて、女友だちより男友だちのほうが多いんですよねぇ」「私たち、変な関係じゃないですからね? 疑わないでくださいよ? 私も既婚者なんで!」と彼女。まるで既婚であることが免罪符になるとでも思っているかのようです。

 

「奥さん、ちょっと神経質すぎません? 男の人はもっと自由にさせてあげるべきですよ~」

 

ほかの人の話し声が聞こえないことから、夫とその女性が2人きりでいるのはうかがえました。夫の不倫相手かもしれない女から、結婚生活のアドバイスをもらっているこの状況が、悪夢のように感じられました。

 

しばらく上から目線でものを言ったあと、彼女は「そろそろ眠くなってきたので私も寝ちゃおうかな! 失礼します~」と一方的に通話を切りました。

 

私はスマホを持ったまま、しばらくその場に立ち尽くしていました。怒りなのか、悲しみなのか、自分でもよくわからないまま、ただ静かに震えていました。

 

翌朝、夫は始発で帰ってきました。カラオケ店で朝まで眠り込み、閉店時間になって追い出されたのだと言いました。悪びれる様子もなく「あの同僚が心配して連絡してくれたんだろ? いい奴だろ~」と言った顔を、今でも鮮明に覚えています。

 

その言葉を聞いた瞬間、胸の奥で何かがひやりと冷えました。

 

心配? あの女が? 私への当てつけのように笑いながら電話を切った女が?

 

声に出すことができないまま、私はただ曖昧にうなずいてみせました。

 

 

忘れ去られた結婚記念日

それから数カ月後――。

 

夫からメッセージが届いたのは夜の10時を過ぎたころで、やはり今夜も飲んでいました。

 

「最近、頑張って自重してたろ? たまにはいいよな?」という言い訳が添えられていましたが、その言葉を読んだ瞬間、胃の奥をぐっとつかまれるような不快感が走りました。

 

「大事な日に同僚との飲み会優先かぁ」と私が返すと、夫は「大事な日? 今日って何の日だっけ?」と返信してきました。その瞬間、何かがぷつりと切れる音がした気がしました。そして私は1通のメッセージを送信したのです。

 

「離婚記念日だよ」

 

……本当は、今日は私たちの結婚記念日でした。

 

メッセージを送ったあとも、私はしばらく画面を見つめていました。泣くかと思ったのに、涙は出ませんでした。1年前の今日、緊張しながら指輪を交わしたあの日が、遠い昔のことのように思えました。

 

あのころの私はこんな未来を想像していただろうか。夫が結婚記念日を忘れて飲み歩き、私が1人でスマホの画面を見つめているなんて。

 

するとすぐに、夫から怒涛のメッセージが届き始めました。

 

「もしかして、今日……結婚記念日だったか!?」

「ごめん、今すぐ帰る」

「離婚なんて、冗談だよな?」

「なんで既読無視すんの」

「今タクシー乗ったから、すぐ帰るから」

 

彼は私のことを、どれだけ蔑ろにしても文句一つ言わずに家を守り、帰りを待っている「都合のいい存在」だと信じ込んでいたのでしょう。不倫相手とはスリルを楽しみたいだけで、生活を共にする苦労や責任を背負う気なんて微塵もなかった。私という安全な土台の上で、泥遊びをしていただけだったのです。

 

私は既読だけつけて、スマホを伏せました。結婚記念日を忘れて飲み歩いていた男が、「離婚」の2文字を突きつけた途端にこれです。おかしくて、少しだけ笑ってしまいました。不思議なくらい、穏やかな気持ちでした。

 

 

何もなかったはずの夫と同僚の末路

その翌日、例の同僚の女性から再び電話がかかってきました。

 

「……あの、離婚するって本当なの!?」と聞いてきた彼女の声には、自分が原因だと気づいていながらなかったことにしたいという焦りが滲み出ていました。「あなたたちの不倫が原因です」とはっきりと告げると、ますます焦り出しました。

 

うちの夫とは何もない、不倫なんてしていない――。

 

彼女が繰り返す言葉に、思わず笑ってしまいました。この期に及んで、まだそんなことを言うのか、と。

 

「ホテルにあんなに行ってるのに、よく言うわよ」

 

私がそう返すと、しばらく沈黙が続きました。

 

カラオケで電話をもらってから、ほぼ確信を持った私は夜な夜な証拠集めに奔走していたのです。夫に届いたクレジットカードの請求書から、「〇〇企画」といった不自然な社名での決済をネットで検索し、それがホテルの運営会社だと突き止め、見覚えのない飲食店などとともにすべて書き出しました。そして、夫が「残業だ」と言っていた日づけと照らし合わせていったのです。

 

そこからの証拠集めは、調査会社に任せました。数週間後には2人がともに過ごしたホテルの記録、日時と場所、そして写真がすべて報告書という形で私の手元に届いていました。

 

「な、なに言ってるの……? 意味がわからないけど……」

 

彼女は動揺を隠しきれていませんでした。

 

「調査会社に依頼したのよ」と一言返すと、彼女は「は!? 調査!?」と驚きの声を上げました。

 

そして数十秒もの沈黙のあと、彼女はさっきとはまったく異なる声のトーンでこう懇願してきたのです。

 

「お、お願いします……夫には、言わないで!」「慰謝料は払う、払うから……!」「会社も辞めるから、旦那さんとは二度と関わらないようにする、だから、だからお願い……!!」

 

あの夜、電話口で「私ってサバサバしてて~」と笑っていた女が、今は震えている。私のことを「神経質」と嗤い、「もっと旦那さんを自由にしてあげないと」と上から語っていた女が……。

 

既婚者の身でこれだけのことをしておいて、自分が追い詰められた途端にこの有様。思い切り怒鳴ってやりたい気持ちを抑え、淡々と「あなたの旦那さんにも知る権利はあると思います」「私からは、弁護士を通じて慰謝料請求を行いますので」とだけ告げて、私は電話を切りました。

 

その後――。

 

 

離婚や慰謝料に関する手続きは、すべて弁護士を通じて行いました。例の同僚の旦那さんへの通知も、「残業」と偽って飲み歩いていたことについての会社への報告も、弁護士が進めてくれました。

 

証拠がそろっていたこともあり、夫はすんなりと離婚条件を飲みました。結婚1年足らず、共通での貯蓄もほとんどなかったため、揉めるポイントがなかったのは不幸中の幸いでした。

 

元夫が泣きながら「あいつとの時間はたばこの一服と同じレベル」「夜のお店と同じ感覚だったんだ」と言い放ったとき、私は離婚を選んで本当に良かったと思いました。この人は最後まで自分が何をしたのかわかっていなかったのだと、確信したからです。

 

同僚は結局退職せず、元夫と同じ会社に勤め続けているようですが、彼女のほうは部署異動になったと風の噂で聞きました。針のむしろ状態とも聞きましたが……それ以上は追う気にはなれませんでした。私にとっては、あの2人のことなんて、もうどうでもよかったのです。

 

今回のことを通じて、私が身をもって知ったのは「自分の違和感を、黙って飲み込まない」ということです。何度も「気にしすぎかな」「新婚なんだから合わせなきゃ」と自分に言い聞かせて、納得させようとしました。

 

でも、積み重なった不快感は消えるものではなかった。じわじわと、確実に、私の中の何かを削り続けていた。あのまま我慢を続けていたら、私はいったいどこまで自分を削っていたのだろうと、今でも時々考えます。

 

今は後悔していません。結婚1年目での離婚を笑う人がいても、構わないと思っています。間違った場所に10年しがみつくより、1年で気づいて行動に移せた自分を、むしろ誇りに思っています。

 

これからは、自分の感覚を信じて、本当に大切にしてくれる人たちと穏やかに生きていきたい。今はそれだけを願っています。
 

 

【取材時期:2026年1月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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