大安でないと許されない結婚式の日程

「大安でないとダメ」――結婚式の日程をめぐり義母の強いこだわりに直面しました。私の夢だった結婚式は、思いも寄らぬ形で揺らぐことになったのです。
結婚式の日程を決める際、お互いの両親に「どうしても都合がつかない日があるか」を確認しました。私の両親は「いつでも大丈夫」と快く答えてくれましたが、夫の母からは「大安でなければダメ」との返事。暦を気にするのは想定内だったので、入籍日は義母の希望通り吉日の一つである一粒万倍日を選びました。
その後も「本籍地を夫の実家にするように」と言われました。しかし、私たちは関西に住んでおり、夫の実家は九州。生活の基盤はあくまで今の住まいにあるため、遠方の実家に籍を置くことは現実的ではないと考え、従うことはできませんでした。あまりに干渉してくる義母に対して、結婚式の席順や料理、将来的には子どもの名前にまで口を出されるのではないかと不安が募りました。
夫から義母に伝えてもらったところ…
私にはずっと思い描いてきた結婚式のプランがあったため、夫に「これ以上口を出さないように伝えてほしい」とお願いしました。
夫が義母に伝えたところ、今度は私の母に直接クレームの電話がありました。「自分の息子が悪い方向に変わってしまった」「なぜお嫁さんは素直に『はい』と言えないのか」と、30分以上も不満を語っていたそうです。これをきっかけに夫は実家と縁を切る決断をしました。
最終的に、私たちは結婚式を挙げることができず、縁を切ったことで、結婚祝いも結局もらえませんでした。口を出すだけでお金は出さない義実家に、今は複雑な思いが残っています。
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結婚式は私にとって大切な夢でしたが、義母の強い干渉で実現できませんでした。夫が私の気持ちを尊重してくれたことは救いでしたが、親との距離感の難しさを実感する出来事となりました。
著者:鈴木ななこ/30代女性・会社員
イラスト/ほや助
行き過ぎたしつけ

夫をはじめ、義父母、義姉、そして小学生のおいっ子が集まると、なぜか毎回のように昔話が始まります。話題は、義父母が子育てしていたころの「しつけ」についてなのですが……。
義実家に集まると、決まって義父母は昔、自分たちがおこなっていた「しつけ」の話を、笑い話のようにおいっ子や私の子どもたちに語り始めます。
例えば、「お父さんは昔、ちょっと過激なしつけをしてたんだぞ」「そうそう、悪いことをしたら、手足を縛るまねをしてみたり、水を張った洗面器に顔を近づけさせたり……」「竹刀を持って、冗談半分で追いかけたこともあったなぁ」など……。
今では虐待と言われてもおかしくないような内容ですが、大人たちは当時を思い出して笑い合い、子どもたちは「えー! 本当に?」と目を丸くします。
私はその光景を見ながら、心の中で複雑な思いがよぎります。たとえ時代背景が違ったとしても、今では到底受け入れられないやり方です。和やかな空気の中で、深刻な話を笑い飛ばす親族の感覚に、いつも私だけが取り残されたような感覚になってしまいます。
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「しつけ」と「やり過ぎ」の境目は、時代によってこんなにも違うのだと、毎回考えさせられてしまいます。何より、それを「武勇伝」のように語る義実家の価値観に、どう向き合えばいいのか悩む日々です。
※本エピソードには、現代の基準では不適切とされる「しつけ(体罰)」に関する描写が含まれます。当時の体験談として掲載しておりますが、決してこれらの行為を推奨・肯定するものではありません。
著者:鹿島愛子/30代女性・会社員
おいばかりをかわいがる…義母へ次第に違和感

結婚を機に仕事を辞め、義実家の近くで新生活を始めた友人は35歳で妊娠。おなかの赤ちゃんの性別が女の子だとわかり、うれしい気持ちで義母に報告しました。
しかし、義母から返ってきたのは「女の子かあ……」という、どこか残念そうなため息混じりの反応。出産後、義母の態度は徐々にあからさまになっていきました。
義兄の息子たちにはブランド服や高価な知育玩具をプレゼントする一方で、娘にはお下がりのおもちゃばかり。親戚での集まりなどでも、おいっ子たちばかりをかわいがり、娘にはほとんど関心を示さない様子が目立っていきました。
そういう状況が数年間続いたある日、義母が義弟家族を連れて、娘が前から行きたいと言っていたテーマパークへ出かけていたことが判明。その話を聞いた娘は「なんで私は誘ってもらえなかったの?」と涙を流したと言います。
義実家との距離を考え直す
友人はこの出来事をきっかけに夫とも相談し「もう義実家には行かない」と決意。義母からは「親戚の集まりに顔を出さないなんて非常識だ」と夫に何度も連絡がありましたが、夫も「娘の笑顔が一番大事」と味方でいてくれたそうです。翌年には第二子となる男の子が生まれ、長期休暇には家族4人で旅行に行くなど、気兼ねのない幸せな時間を楽しんでいるようです。
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家も近く、義実家との関係を見直すのはとても勇気のいることですが、友人夫婦にとって何より大切なのは娘の笑顔。「あのときの決断に後悔はない」と話してくれた友人は、心からすっきりした様子に見えました。
私たちも、しがらみに縛られることなく、自分たちにとって幸せな関係や大切な時間を選ぶ勇気を持っていいのかもしれません。
著者:小田栞/30代女性。パート主婦。同い年の夫と2023年生まれの好奇心旺盛な女の子との3人暮らし。子育てと仕事に追われながらひとり時間を捻出できないかと日々模索中。
イラスト/あさうえさい
まとめ
結婚や出産を機に、それまで見えていなかった義実家の独自のルールや価値観の相違に直面することは少なくありません。友人や知人であれば離れるという選択をすぐに選べても、親戚関係となると義務感が先行し、自分を後回しにしてしまいがちです。
しかし、今回の方たちのエピソードが教えてくれるのは、自分の心や家族の笑顔を守るためには、時には「NO」と言う勇気が必要だということ。相手を変えることは難しくても、自分たちのために「心地よい距離感(境界線)」を引き直すことは、決して自分勝手なことではありません。自分たちが一番大切にしたい幸せは何か、時折立ち止まって考えてみても良いのかもしれませんね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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