幼なじみがデートに乱入
夫と婚約中だったときのことです。この日は、彼とピクニックのため近場の公園へ。テイクアウトしたランチを広げて落ち着いたころ、少し離れた場所から手を振る女性が見えました。近づいてきたのは、私の幼なじみでした。
「私もピクニックに来たんだけど、偶然あなたを見かけたから」と言いながら、彼女は自然な流れで私たちの横に座った幼なじみ。彼女と彼はこのとき初対面でした。そのため、私は彼に幼なじみを紹介したのです。
その後、3人でピクニックをする流れに。彼女も自作したというお弁当を持ってきており、彼に向かって「よかったら食べますか?」と手作りのおかずをすすめていました。普段、友人と彼を合わせても何ら違和感を持つことはなかったのですが、このときは違いました。妙に幼なじみの距離が近いのです。
「嫉妬かな? 私の心が狭いのかな」と思いつつ、幼なじみの彼との距離の近さに、なんだかモヤッとし、胸の奥に小さな違和感が残りました。
まさかの略奪宣言!?
その日の夜、幼なじみからメッセージが届きました。
「今日はびっくりしたね。みんなで食べると楽しいよね」
――ここまではよかったのですが、続きが問題でした。
「彼、私の料理けっこう好きそうだった。あなたより私のほうが彼に合う気がする。譲ってくれない?」と。
彼女のメッセージに、私は「は?」と思わず呆然。冗談にしては度を越した発言だと思いました。
そのため、私ははっきり「私たちは婚約しているし、冗談でも私の前でそういうことを言わないでほしい」と伝えました。すると彼女は冗談などではなかったようで……。彼女からは「私のほうが料理できるし」「女の魅力もあるはずだし」と自身のアピールが延々と続きました。
婚約者に忠告
このことは、もちろんすぐに彼に事情を話しました。ピクニックでの出来事を、幼なじみが都合よく受け取っていること。彼女が何か行動を起こすかもしれないから気を付けてほしいこと。彼は驚きつつも「わかった」と言ってくれました。
そして話の流れで、彼から「あの日、指輪を失くしたかもしれない」と打ち明けられました。指輪は婚約の証で2人で購入したペアリング。高価なものではありません。彼は普段から、体調やむくみで外すことがあり、あの日は外してポケットに入れていたのだそう。動いているうちに落としてしまったかもしれないと告げられました。
翌日、2人で公園を探しましたが、指輪は見つかりませんでした。彼は肩を落としながら何度も謝ってくれました。「高いものでもないし、結婚指輪も予約しているから」と、私は彼の肩を叩きました。
勘違い女の末路
それから数日後、今度は幼なじみから電話がかかってきました。「彼から指輪をもらった」と。聞いた瞬間、私は背筋が冷たくなりました。彼女が言う指輪の特徴が、彼が失くした指輪と同じだったからです。
私は落ち着いて、彼女に「それは彼の落とし物だと思う。返してほしい」と伝えました。
「そんなことない。私が受け取れるように、彼はわざと置いていったんでしょ?」
「あなたにバレないように彼がこっそりやったことに決まっている」
さも当然のように口にし、そんな彼女から飛び出す言葉は……めまいがするほど理解に苦しみました。
するとちょうど隣にいた彼が電話を代わってくれ……「勘違いさせたなら申し訳ないけど、渡した覚えはない。返却してほしい」「都合よく解釈しないでくれるかな?」と冷静に淡々と言い放つと、彼女も言い淀んでしまったよう。そのまま電話は切れてしまいました。
その後、私が幼なじみの親御さんに彼女がしたことを報告すると、幼なじみからは謝罪のメッセージが。しかし言い訳が多く、「自分は悪くない」という主張の彼女。「許してほしい」という言葉を素直に受け止めることはできず、彼女との連絡先は削除。今後は関わらないと決めました。指輪は幼なじみのご両親から無事に返してもらいました。たとえ幼いころからの縁だとしても越えてはいけない一線があると思います。あの出来事は、それを痛感した経験でした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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