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「何か悪い病気かも」おなかの張りと痛みに悩む44歳の私に母が指摘した思いも寄らない原因とは

女性ホルモンの分泌低下によって、心身にさまざまな波が訪れる更年期。その症状は時に意外な形で現れ、私たちを悩ませます。どのように症状に気付き、ケアや治療をしたのか、3人の体験談を紹介します。

 

おなかが張ることが多くなってきた

更年期障害 イメージイラスト

 

普段、あまりおなかの張りが気になることはなく生活していたのですが、44歳のころから、おなかの張りがとても気になりだしました。毎日ではないのですが、よく気になるのは、朝の起きた後の時間帯。しかし、次第に日中も張ることが多くなってきました。

 

あまりにも張る機会が多くなってきたこともあり、心配になった私は、母親に相談することにしました。

 

「最近おなかが張ることが多くなってきて、我慢しているとおなかが痛むことがある」と話すと、なんと母からは「それって、更年期の症状じゃない?」と言われました。

 

母自身の経験や、周りの方に聞いた話ですが、更年期でガスがたまりやすくなってしまい、おなかが張ってしまうことがあるとのことでした。もしかしたら、何かの病気じゃないかと心配していたので、その話を聞いて少し安心しました。

 

その後、婦人科を受診。医師からは「おそらく更年期になり始めているだろう」と言われました。母が言っていた通り、「ガスがたまってしまい、おなかが張る」と言われ、張り止めの薬を処方してもらいました。

 

◇◇◇◇◇

 

今は薬以外に、ガスがたまりにくい食べ物と言われた納豆や魚類を意識して食べたり、家族に、ガスがたまりやすい状態だと話し、おならが出てしまいそうなときはトイレでおならをしたりと、自分なりに気を付けておなかの張りと付き合っていこうと思います。

 

監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)

2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。

 

著者:さとう みく /40代女性・平成20年、平成22年、平成28年、平成29年、令和4年の6児の子育て中。ヘアメイクの仕事をしていたけど、現在は保育関係の仕事をしています。自身の経験を元に、子育てや結婚などの記事を中心に執筆中。

イラスト/マメ美

 

仕事と育児に奮闘中、襲いかかった謎の症状

更年期障害 イメージイラスト

 

フルタイムの仕事と育児に忙しく過ごしていた私は、気付けば40代後半に。ある日突然、今までにない不調が訪れました。階段を上ると息切れがし、体が異常に重く感じられ、ひどい冷えに悩まされるようになったのです。

 

最初は年のせいだと軽く考えていましたが、症状は徐々に悪化していきました。横になると激しい眠気に襲われる一方で、夜は目がさえて眠れません。そして、理由もなく不安に襲われるようになりました。

 

インターネットで調べてみると、私の症状は更年期障害に当てはまるようでした。少しでもラクになりたいと思い、勇気を出して産婦人科を受診しました。

 

医師は私の症状を聞いた後、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)という漢方薬を処方してくれました。一時的に効き目を感じましたが、新たな症状が現れ始めました。朝は全身の筋肉痛に悩まされ、物忘れが激しくなり、ささいなことで落ち込むようになりました。

 

症状の変化に合わせて、漢方薬は加味逍遙散(かみしょうようさん)に変更されました。夜眠れるようになりましたが、仕事のミスが増え、車の運転も困難になりました。自分が情けなくなり、毎晩涙が止まらない日々が続きました。

 

精神科の受診で症状が改善

精神症状が強くなったため、精神科への受診を勧められました。診察で、私はSNRIという抗うつ薬を処方されました。驚くべきことに、体の痛みが和らぎ、気持ちが明るくなっていきました。物忘れも改善し、約8カ月で薬が必要なくなるまでに回復しました。

 

しかし、頭が回らない症状は続いていました。ホルモン補充療法を勧められましたが、近くに適切な病院がなく、また仕事を辞めることもできず、自分で対処する方法を探すことにしました。

 

情報を集め、生活習慣の改善に取り組むことにした私。朝食をしっかり取り、毎日決まった時間に起きて日光を浴び、適度な運動を心がけました。予定を詰め込まず、休息を取り、残業を避け、夜はスマートフォンを見ないようにしました。

 

これらの取り組みを半年ほど続けると、体調は驚くほど改善。この経験を通じて、日々の健康管理の大切さを身をもって学びました。

 

◇◇◇◇◇

 

今では、自分の体と心に耳を傾け、無理をしすぎない生活を心がけています。更年期障害はつらい経験でしたが、自分自身をより深く理解し、大切にする機会にもなりました。これからも、自分のペースを大切にしながら、充実した日々を過ごしていきたいと思います。

 

監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)

2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。

 

著者:木鈴しの/40代女性・会社員

 

 

ショック!「ママ、口が臭い」

更年期障害 イメージイラスト

 

50代になった私が悩まされるようになったのは、口の中の渇き。喉が渇くのではなく、口が渇くのです。ある日、子どもから「ママ、口が臭い」と言われ……。ショックでした。

 

もしかしたら口の中を清潔にすることで改善できるかもしれないと思い、思いつくあれこれを試してみました。歯磨きの回数を増やす、歯磨きの方法を変えてみる、たまにはマウスウォッシュで口の中をすすぐ、何か食べた後はうがいをするなどです。

 

その後しばらくして、偶然手に取った雑誌の更年期特集のページが目に留まりました。口の中の乾燥とその対策として、唾液を分泌するトレーニング方法が掲載されていたのです。

 

トレーニングは2つだけ。1つ目は、唇と前歯の間に舌を入れ、そのまま舌を時計回り・反時計回りに3回ずつ動かすもの。

 

2つ目は、顎のとがった部分の内側のくぼみにある舌下腺(ぜっかせん)に、両手の親指をそろえて当ててゆっくり押し上げ、5秒押して唾液の分泌を促すという簡単なものでした。私は1日に2、3回をめどに気が付いたときにいつもおこなうようにしました。

 

あるときから口の中の渇きは改善されたように感じました。「やったー! 調子が良くなった!」と、トレーニングをやめてしまうとまた元通り。

 

原因は加齢とホルモンバランスだった

「この口の乾き、年齢が関係あるの?」と自分なりに調べてみると、口の中が乾燥するのは50歳以上の女性に多いようです。年を重ねると、口の周りの筋肉や歯の衰えなどからかむ力が低下し、唾液の分泌量が少なくなってしまうとのこと。また、女性の場合は、女性ホルモンの分泌が低下するので、それに伴って唾液の分泌量も減ってしまうようです。

 

さらに、唾液には抗菌作用や自浄作用があるので分泌が少なくなると口の中に雑菌が増えてしまい、口臭が強くなって虫歯や歯周病、口内炎などの病気になりやすいとのこと。

 

何か食べるときにはゆっくりよくかんで食べること、みかんなどの柑橘系や梅干しなどの酸味のあるものを食べて唾液の分泌を促すこと、水分を時々口にして口の中の保湿をすること、部屋が乾燥しないようにするなどで軽減できるようなので、気を付けようと思います。

 

◇◇◇◇◇

 

口の中の渇きは、唾液の分泌量が低下することによって生じるなんて思いもよりませんでした。これからもガムをかむなど簡単なことから生活に取り入れ、日常生活の中で改善していけたらと思います。

 

監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)

日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。

 

著者:蜜柑/50代女性・あちらこちらに出てくる違和感と上手く共存しながら頑張っている主婦。

イラスト/きびのあやとら

 

まとめ

更年期の症状といえば、イライラやホットフラッシュなどが知られていますが、体験談のように意外な場所にも症状は現れます。つらいときは抱え込まず、専門医に相談してみてはいかがでしょうか? 適切な治療やケアにつなげることが改善への第1歩です。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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