元カノのターゲットは…私の幼なじみ
元カノは以前から、人と比べてマウントを取らないと気が済まない性格でした。私がよく「俺の幼なじみは頭がよくて仕事もできて……」と話していたことを、彼女は覚えていたようです。私に振られた腹いせなのか、エリートの幼なじみと付き合おうと画策していたのでした。
会話の中で私が話した幼なじみの名前をなんとなく覚えていた彼女は、その名前の響きと年齢、出身地などを頼りにSNSを検索。ヒットしたアカウントに猛アタックしたそうです。すると交際はトントン拍子に進み、なんと結婚までこぎつけたというのです。
結婚式の日取りが決まると、元カノは私に電話をかけてきました。そして勝ち誇った声でこう言ったのです。
「あなたよりも優秀な、あなたの幼なじみと付き合ってるの! 先に幸せになってごめんね〜。私、彼と結婚するの!」
元カノの“勝利宣言”に私が困惑したワケ
電話口で楽しそうに高笑いする元カノ。しかし、私はただただ困惑するしかありませんでした。なぜなら、そのとき私の隣には実の幼なじみがいたからです。しかも、私の幼なじみは中性的な名前ですが「女性」なのです。
私が事情を説明しようとする隙も与えず、元カノは「今、ドレス試着してるの。豪華結婚式をお楽しみに♡」と一方的に電話を切ってしまいました。
実は、元カノが必死にアピールしてマウントを取ったつもりの相手は、たまたま本物の幼なじみと“同じ名前”だっただけの、まったくの別人だったのです。
勘違いの代償…元カノを待っていた現実
元カノは、エリートの幼なじみから私に連絡がいくのを恐れ、私の存在を彼氏には話していなかったようです。そして結婚が決まってから私に報告しようと考えた結果、こんな事態になってしまったのでした。もっとも、私には特に被害はありませんでしたが……。
後日、風の噂で聞いたところによると、元カノの結婚相手はSNSでエリートを自称していたものの、実際は無職で、親のすねをかじって暮らしていたそうです。それに気づいた元カノが慌てて婚約破棄を切り出すと、彼から「お前が勘違いしたのが悪い。慰謝料を払え」と高額な金額を請求され、泥沼の争いに発展しているとのことでした。
一方の私は、本物の幼なじみと交際がスタートし、穏やかで幸せな毎日を送っています。
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勝つことやマウントを取ることばかりを考えていると、思わぬ勘違いから大きなトラブルにつながってしまうこともあるのかもしれません。SNSでは相手の本当の姿が見えにくいこともあるため、冷静に相手を見極める姿勢も大切にしたいですね。
【取材時期:2026年3月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。