「デブねえ!」人の容姿をバカにする義母


当時30代後半だったAさんは、学生時代から交際していたBさんとやっとゴールインすることになったのです。Aさんは結婚前からBさんの実家を出入りしており、義母とも良好な関係を築いていました。
義母に好意を持っていたものの、ただ一つ、気になる点が。それは、義母はやたらと人の容姿をバカにする人だったのです。街で少しでも体格のいい人を見かけると、「あの人デブねえ」と言い、すぐにAさんを見て「それに比べAさんは顔が良いし、スラっとしていてかわいい。Bの相手がAさんでよかった!」と続けます。
一見するとAさんを褒めているようですが、その実、誰かをさげすんで比べる言い方でした。Aさんは内心では強い不快感を覚えていましたが、「せっかくいい関係を築けている義母とトラブルになりたくない」という思いから、愛想笑いでやり過ごしてきました。
ダイエットに反対の義母…知人の努力も全否定
結婚式の予定が決まり、Aさんはドレスを美しく着こなしたいという一心でダイエットを始めました。Bさんや両親は頑張るAさんを応援してくれていましたが、義母だけは「ダイエットなんかしないほうがかわいい」とダイエットに反対しているようでした。それでもAさんは気にせずダイエットに励みました。
当時のAさんの体型は痩せすぎ、太りすぎというわけではなく、標準体型でしたが、「痩せるというより、体を引き締めたい」と思っていたそうです。そのため、忙しい毎日の中で、バランスの良い食事と軽い運動をこなしました。
そして迎えた結婚式当日。両家の親戚の集合写真を撮るとき、Aさんのドレス姿を「きれい!」「よく似合っているね!」と親戚が褒めていたところ、義母が遅れてやってきました。
義母はAさんをなめ回すように見た後、ヘラヘラと笑いながら「あらー、ダイエット張り切りすぎたのね。痩せすぎて似合ってないわね。試着のときのほうが似合っていたと思うわ」と衝撃の言葉を口にしたのです。一瞬でその場の空気が凍り付きました。突然のことで、Aさんも何も言い返せません。
留袖のおなかをたたき「着物が似合ってない!」
そのとき、沈黙を破ったのは義兄の息子Cくんでした。5歳の男の子が無邪気な声で「ばあちゃんは、太りすぎ。着物が似合ってない!」と言い放ち、留袖を着た義母のおなかをパンっとたたいたのです。
Cくんの言葉を聞いて、義姉の中学生の娘たちがクスクスと笑いました。義母は目を丸くして何か言いたげでしたが、孫の想定外の言葉に何も言えない様子でした。そこでBさんが一歩前に出て、「Aは一生懸命努力して、こんなにきれいな姿で今日を迎えたんだ。母さん、Aに謝ってくれ」と強く迫ったのです。義母はしばらく沈黙していましたが、「ごめんなさい」と消え入るような声で謝りました。
式を終えた後、義母から改めてAさんに謝罪があったそうです。そこでAさんは勇気を振り絞って、「人の容姿をバカにするような言い方は好きではないんです」とはっきり伝えました。すると義母は「そうよね、本当にごめんなさい。大勢の前で自分の体型のことを言われて、私すごく恥ずかしかったわ。今後は絶対人の容姿についてバカにする言い方はしない」と反省している様子でした。
まとめ
結婚式の後、義母とAさんの関係は一時期気まずくなったようですが、月日の流れとともに元の親しい間柄に戻ったそうです。義母は、人の容姿をバカにすることもなくなり、今では本当の友だちのような関係性を築いています。Aさんは「あの出来事があったからこそ、義母や夫との絆が深まった。今では笑い話だよ」と前向きに語ります。
Aさんの寛大さもさることながら、不快なことは「好きではない」とはっきり伝える勇気が、ゆがんだ関係を正す鍵となりました。身近な相手だからこそ、我慢せずに対話することが、本当の信頼を築くきっかけになるのかもしれません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:小山リオ/30代女性。娘と夫と3人で暮らす。娘が寝た後、夫とお酒を飲みながら映画を見る時間が最近の癒やし。
マンガ:へそ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
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