事あるごとに「お兄ちゃんの稼ぎがあるのに働き続けるなんてワガママよね」「私もお兄ちゃんも整ってるのに、お義姉さんって素朴っていうか普通っていうか、家族って思われるの恥ずかしいのよね」などと私を非難してくるのです。
私たちが結婚式を挙げるホテルについても「私がそこで結婚式したかったのに真似しないでよ」と理不尽な怒りをぶつけてきました。
結婚式当日、事件発生
夫は義妹の態度の悪さに腹を立てており、「非常識だから結婚式には呼ばない」と言っていました。しかし、私はせっかくの晴れ舞台で親族間に波風を立てたくなかったため、夫を通じて「式の間は絶対にトラブルを起こさず、おとなしくしていること」を義妹に約束してもらい、招待することに決めました。
そして迎えた結婚式当日――。
支度が終わり、式を挙げる神社へ向かうと、義両親から「義妹の姿が見当たらない」と慌てた様子で連絡が入りました。心配していると、義妹から私にメッセージが……。
「お義姉さんにあんなきれいなドレス似合わないでしょ〜」
「だから、捨てといてあげたよ〜♡」
義妹は、私がホテルで支度をしていることから、当然ウエディングドレスも着ると思い込んでいたようです。しかし、私たちが挙げるのはホテル提携の神社で行う神前式で、披露宴もお色直しを含めて和装のみ。ウエディングドレスは最初から予約していませんでした。
「ドレス? 和装だけど?」
「え?」
私の言葉に、動揺する義妹。私たちの結婚式はホテルがプロデュースする神前式だったため、ホテルの控え室で準備をしていただけだったのです。
義妹が私を目の敵にする理由
なんと義妹は、私が神社へ向かったあと、私が使っていた控え室だと思い込み、別の一室に入り込んだそう。しかし、義妹が入ったのは私の控え室ではなく、別の花嫁さんの控え室。そこに置かれていたその花嫁さん用のレンタルドレスを、私のものだと勘違いして持ち去ったうえに、捨ててしまったのです。
幸い、式場スタッフが衣装がなくなっていることにすぐ気づき、被害に遭った花嫁さんには式場側が代替衣装の手配を急ぎ、挙式は大きな遅延なく行えたそうです。とはいえ、まったく無関係の花嫁さんの衣装を親族が勝手に持ち出して処分したとなれば大問題で、式場側は激怒。防犯カメラの確認まで行われ、警察への相談を検討する事態に発展しました。
結局、義妹は、被害者側との示談・弁償の一環として、処分したレンタルドレスの弁償額に加え、式場や被害を受けた花嫁さん側への補償も含めて、100万円近い金額を負担することになりました。
後日、義妹から泣きつかれましたが、話を聞くと、義妹が私を目の敵にしていた本当の理由は「嫉妬」でした。義妹は、私が自分よりも偏差値の高い大学を出ていて、自分が目指していた業界でキャリアを築いていること、そして自分が思い描いていたような生活を送っていることが、どうしても許せなかったそうです。
しかし、自身の不満や劣等感を理由に、他人に多大な迷惑をかける行為は決して許されるものではありません。激怒した義両親からは援助を打ち切られ、親族や友人からも距離を置かれた義妹は、借金をして賠償金を支払うことになりました。
嫉妬で問題を起こした義妹の現在
現在、私たちは義妹と完全に絶縁しています。義両親から聞いた話では、義妹は今、借金返済に追われる苦しい生活を送っているそうです。
一方の私たちは、無事に結婚式とハネムーンを終え、新しい命も授かりました。これから生まれてくる子どもには、人の努力を認め、真っ当な道を歩めるように育てていきたいと夫と話し合っています。
◇ ◇ ◇
嫉妬心から身勝手な行動に走り、自らの人生を台無しにしてしまった義妹。他人を羨む気持ちは誰にでも起こり得るものですが、それを理由に理不尽に攻撃するなど、絶対にしてはいけません。誰かの成功に嫉妬しそうになったときは、相手の努力や背景を想像し、自分の人生をより良くするためのモチベーションや、努力するためのエネルギーに変えていきたいですね。
【取材時期:2026年2月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。