自分勝手な義姉
お茶を飲みながら近況報告をしたり、義父のお祝いをしたりして和やかに過ごしていたのですが、そのとき息子がふと「パパいないね。どこ行ったの?」と言ったのです。確かに、気づけば夫の姿が見当たりません。義両親も「あれ? どこ行ったんだろう」と不思議そうにしていました。すると義母が「コーヒーを淹れ直してくるね」とキッチンへ向かったのですが、そこで驚きの光景を目にしたのです。
なんと夫と義姉が、義両親への手土産を勝手に食べていました。それを見た義母は、「お嫁さんをほったらかして何してるの! それに義姉も、まず挨拶くらいしなさい!」と、リビングまで聞こえる大きな声で叱りました。しばらくして戻ってきた義両親は、「本当に情けないし、悲しい。何と言っていいのか……」と申し訳なさそうに謝ってくれました。
そのとき、ふと義姉を見ると、私のスカーフを首に巻いていたのです。 驚いて「あ、それ私のです」と声をかけると、義姉は悪びれもせず、「このあと出かける予定があるから、ちょっと貸して! 明日返すね」と一言。 嫌な予感は的中し、翌日になってもスカーフが返ってくることはありませんでした。
◇ ◇ ◇
後日、酔っ払ってどこかでスカーフを無くしたとのことで義姉から謝罪の手紙が届きました。封筒の中には、義両親が新しいスカーフを買ってくれました。さらに、謝罪の気持ちということで、倍の金額を包んでくださいました。義姉には少しあきれてしまいましたが、義両親のような優しい人になりたいなと思った出来事でした。
著者:佐藤みみ/30代女性・会社員/7歳育てるママ。結婚10年目。趣味は野球観戦とカフェ巡り
イラスト:ちゃこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)