血の気が引いた、義母からのLINEメッセージ
第1子を出産して退院したばかりの、まだ心身ともに疲れ果てていた午後のことです。スマートフォンの通知音が鳴り、画面を見ると義母からLINEが届いていました。
いつも丁寧でやさしい義母からの連絡なので、「体調はどう?」といった温かい言葉を想像しながら、何気なくトーク画面を開いてみたのです。ところが、そこに書かれていたのは予想もしていない言葉でした。
「退院したんだって?」
「おめでとう」
「もう二度と会いたくないです」
私は自分の目を疑い、ショックのあまりどうしていいかわからなくなりました。産後の不安定な時期だったこともあり、「何か失礼なことをしてしまったかな」「育児のやり方に怒っているのかな」と、不安で泣きそうに……。
呆然としながらスマホを握りしめていると、2、3分ほどたったころに「ごめんなさい!大間違いです!」というメッセージとともに、焦った様子のスタンプが何度も送られてきました。
実は、義母は「もう(孫に)会いたくてたまらないです」と打つつもりだったそうです。ところが、スマートフォンの予測変換で出てきた「二度と会いたくない」を誤って選択し、そのまま送信してしまったとのことでした。
本当の理由を聞いてようやく安心できましたが、あの時のショックは今でも覚えています。当時は本当に驚いたものの、今では親戚の集まりなどで「あの時はごめんね」と義母が苦笑いする、ちょっとした笑い話になりました。この一件があってから、私自身も誰かにメッセージを送る際は予測変換に頼りすぎず、送信する前に必ず読み返すように気をつけています。
著者:佐藤 結衣/30代女性/5歳の元気な男の子を育てるママ。自宅で仕事をしながら、息子の成長を見守る毎日を過ごしている。趣味は親子で楽しめる公園巡りと、隙間時間での読書
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)