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誕生日を迎えた母。父から届いたお祝いメールを華麗にスルー #母の認知症介護日記 290

「母の認知症介護日記」第290話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

母・あーちゃんとお出かけをしたワフウフさん。施設に戻り、部屋がある階まで行くエレベーターを他の利用者さんと一緒に待っていました。待ち時間は5分ほどだったのですが、その間にあーちゃんは同じことを9回も繰り返して言い、一緒にエレベーターを待っていたおじいちゃんは予告なくおならをし、おばあちゃんもなぜかワフウフさんの髪の毛のことを執拗に聞いてくるという、なんともカオスな時間でした。ワフウフさんはどう対処していいか困惑していましたが、施設のスタッフにとっては、これが日常なのかもしれないと思うと、頭が下がる思いでした。

ワフウフさん姉妹は、これまであーちゃんが話す内容に「これは妄想? 作話?」と困惑することが何度もありました。しかし、このところなんとなく法則がわかってきました。ゼロから話を作ることはないものの、時系列はめちゃくちゃ。父の浮気相手の話も、もう15年前のことなのに、あたかも最近のことのように話し出し、ワフウフさんは複雑な気持ちになりました。しかし、これだけできることが減っている今の状態でも、あーちゃんは自分が認知症だとは思っていないようで、ワフウフさん姉妹は驚きを隠せません。でも、ポジティブにとらえれば、できないことに落ち込んで自信をなくすよりはいいのかも……と考えていました。

 

久しぶりに連絡をよこした父

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

今日は認知症を診てもらっている病院へ行く日。しかし、前日は台風で電車の運行が乱れていて、この日も大混雑の見込みです。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

前回、電車を乗り間違えたときにあーちゃんはパニックになってしまったので、不安でトイレが近くなってしまうと、対応しきれないと思い、今回は私だけで行くことに。処方箋を受け取ったら施設の最寄り駅で、姉のなーにゃんとあーちゃんに合流することにしました。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

あーちゃんへの連絡は、なーにゃんにお任せ。あーちゃんは「わかった」と返事をしたようなのですが……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

たった12分後。なーにゃんのもとに電話をかけてきたあーちゃんは、「今日は病院の日じゃないの……?」と聞いてきたようです。再度、なーにゃんが説明したのですが……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

しばらくすると、同じことを繰り返し言っていたそうで……。短時間で忘れてしまったことを驚くべきか、ちゃんと病院の日を覚えていたことを褒めるべきか……なんとも悩ましいです。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

先週、あーちゃんは誕生日を迎え、78歳になりました。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

あーちゃんの中では、76歳のままのようですが……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

自分の年齢に驚いていましたが、正直なところ76歳も78歳もさほど変わらないと思うのです……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

そういえば、2年くらい前は「見えない~」と言ってほしいのが見え見えで、自分の年齢を語っていたこともあったけれど、最近はそういった発言は落ち着いているように感じます。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

ちょっと前に、同じ施設にいるアライちゃんからこんなことを言われたのが影響しているのかもしれないですが……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

アライちゃんの発言に、私たちは曖昧な笑みを浮かべるしかできませんでした……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

あーちゃんの誕生日には、めずらしく父からメールが届きました。相変わらずの上から目線な感じで、あーちゃんに対する思いやりがない文面です。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

糖尿病で管理入院している(ことになっている)妻を、パンの食べ放題に誘うってどうなんだろう……? 今のあーちゃんなら、ホイホイついていきそうだけど(笑)。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

一応、あーちゃんには父からメールが届いたことを伝えましたが……。

 

※たんたん:ワフウフさん姉妹の実父。あーちゃんの夫。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

「別にいい」と言ったので、私たちもスルーしておきます!

 

今日は、あーちゃんの認知症を診てもらっている病院へ行く日。しかし、前日は台風の影響で電車の運行が乱れ、当日も大混雑が見込まれます。前回、あーちゃんは電車を乗り間違えただけで不安になってしまったこともあり、今日は連れて行かないことにしました。病院は私だけで行き、処方箋をもらったら、施設の最寄り駅で、あーちゃんと姉の2人と合流するという流れになりました。

 

あーちゃんへの連絡は姉にお任せしましたが、ひと通り説明をして「そうなのね。わかったわ!」という返事を聞いて安心したのもつかの間。たった12分後にあーちゃんは姉に電話をして「今日は病院の日じゃないの……?」と不安そうに聞いてきたようです。たった12分ですべてを忘れてしまったことに驚くべきか、それとも今日が病院の日だと覚えていたことを褒めるべきか……複雑です。

 

実は先週、あーちゃんは誕生日を迎えました。当日、久しぶりに父からメールが届いたのですが、光熱費や生活費の請求メールも届かなくなり、家にはお漏らしパンツが山積みになっていたので、父の状態もあまりよくないのでは……? と思っていたのに、予想外にまともな内容でした。ただ、相変わらず上から目線の文章で、あーちゃんに対しての思いやりは感じられず……。メールは姉宛てに送られてきたので、自分があーちゃんと連絡が取れなくなっていることには気付いた様子。念のため、あーちゃんに父からメールが届いたことを報告して、メールを見たいか聞きましたが、あーちゃんの答えは「別にいいわ!」とのこと。というわけで、父からのメールはスルーです!

 

--------------

 

以前にも増して短時間での物忘れがひどくなってきたように感じますね……。ただ、それでもしっかりと覚えている予定があるというのは、なんとも不思議です。この先、できないことが増えてきて、誕生日が来ても何歳かわからなくなってしまうかもしれませんが、穏やかで幸せな日々を過ごしてほしいですね。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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この記事の著者
著者プロファイル

マンガ家・イラストレーターワフウフ

昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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