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夫「しつこいな!」緊急搬送された息子を見捨てて不倫デート→嘘の出張を盾に病院行きを拒否した代償

私は在宅でパートの仕事をしながら、3歳の息子の育児と家事をこなす日々を送っていました。夫は会社員で、結婚当初はそれなりに家庭のことにも協力してくれていたのですが、次第に残業が増え、帰宅は終電近くが当たり前に。

朝は息子が起きる前に出勤し、夜は寝かしつけた後に帰ってくる——そんな生活が何カ月も続いていました。

家事も育児も、気付けばすべてが私の肩に乗っていました。息子をお風呂に入れ、寝かしつけるまで、息をつく暇もありません。食事の支度も含め、家庭内のあらゆる役割を、私一人で担う日々が続いていたのです。

 

夫に「せめて休日だけでも息子と遊んでほしい」と頼んでも、「平日の疲れを取りたいんだよ」と取り合ってくれません。私の仕事についても「所詮は在宅のパートでしょ」と鼻で笑い、家計を支えている自分だけが疲弊しているような口ぶり。

 

不満を感じながらも、仕事が落ち着けば元に戻るはずだと信じて、私はなんとか日々を回していたのです。

積み重なる違和感

夫は「もう少しで仕事が落ち着く」「来月からはちゃんとやる」と繰り返しました。あるときは、久しぶりに息子を遊園地に連れて行く約束をしてくれたこともあります。息子はヒーローショーを何日も前から楽しみにしていました。

 

ところが当日の朝、夫は「取引先との急な用事が入った」と言って、息子にひと言も声をかけずに家を出て行ったのです。残された息子は2時間近く泣き続け、私はなだめるのに必死でした。

 

夫に抗議すると「取引先だから断れなかった」「今回だけ許してくれ」と言うばかり。守れない約束なら最初からしないでほしい、と伝えましたが、夫は本気で受け止めている様子がありませんでした。


その後も、夫は「出張が入った」「今月で忙しいのは終わる」と言い続けました。しかし何カ月経っても状況は変わりません。仕事の忙しさを理由に家庭から遠ざかり続ける夫に、言いようのない不安が少しずつ膨らんでいきました。

あの日の出来事

ある日、私は義母と息子の3人で、義母が通っている美術教室の展示会に出かけていました。夫は出張と言って家を空けています。


しかし街中を歩いていると、息子が突然「パパ!」と叫んで走り出しました。人混みの向こうに、出張中であるはずの夫の姿があったのです。息子は夫に向かって駆け出し、その瞬間、自転車と衝突しました。


私は自分の不注意を深く反省しながら、息子を抱えて必死で病院へ向かいました。夫に何度も電話をかけましたが、一向に出ません。ようやく届いた返信は、あまりに無慈悲なものでした。

 

「出張中だって言ってるだろ、何度もしつこいな」「俺が電話に出たところで、状況が変わるわけじゃないだろ」――画面越しの冷たい言葉に、指先が震えました。


しかし私は見ていたのです。夫が女性と手をつないで歩いていたことを。義母もそれを目撃していました。

 

私がその事実を伝えると、夫はようやく黙りました。「不倫そのものより、息子が怪我をしているときに嘘をついてまであっちを優先したことが許せないの。もう、あなたを父親として見ることはできない」私はそう告げました。

 

夫は慌てて「今から行く」と言いましたが、私は「来なくていい。私たちにもう二度と近寄らないで」と返しました。息子は数針縫う怪我を負いましたが、幸い予後は良好で、機能的な障害も残らないとの診断でした。

 

ただ、あのときの恐怖と、夫の対応への絶望は、今も胸に深く残っています。

 

崩れた嘘

その夜、再び夫から連絡がありました。夫は往生際悪く、「あれは不倫じゃない。同級生が悩んでいたから、ただ相談に乗っていただけなんだ」「久しぶりに会って、つい学生時代のノリで手を繋いでしまっただけだ」と苦しい弁解を並べ立てましたが、何を言っても無駄です。

 

その後、夫のスマホに残っていたやり取りや共通の友人への聞き込みで、夫の不倫相手が誰か、判明しました。相手はあろうことか、地元の集まりで再会した友人の奥さんだったのです。出張と偽っていた日の多くを、彼女との密会に費やしていた証拠も揃いました。


「離婚してほしい」と改めて伝えたとき、夫は泣きながら「家庭を捨てるつもりはなかった」「一時的な関係だった」と繰り返しました。けれど私の心はもう決まっています。

 

仕事の忙しさを理由に家庭を放置し、息子との約束を何度も破り、不倫相手との時間を優先し続けた事実。何より許せなかったのは、息子が怪我をした緊急事態にすら嘘をついて逃げようとした不誠実さです。積み重なった不信感は、もはや修復不可能なレベルに達していました。

 

再出発

離婚の話し合いには義母が同席してくれました。義母は終始私の味方をし、夫を厳しくたしなめてくれたおかげで、離婚届にはスムーズにサインをもらうことができました。


離婚後、私は息子を連れて実家に戻りました。両親と4人での暮らしは穏やかで、息子はいつも遊んでくれる人がそばにいることを喜んでいるようです。

 

養育費のやり取りで元夫とは最低限の連絡を取っていますが、復縁するつもりは一切ありません。小さいながらに父親がいない環境を感じることもあるかもしれませんが、息子が寂しい思いをしないよう、これまで以上に愛情を注いでいこうと思っています。

 

◇ ◇ ◇

 

「仕事が忙しい」という言葉は、家庭において免罪符のように使われることがあります。しかも、その裏で家族への約束が何度も破られ、信頼が少しずつ削られていけば、やがて取り返しのつかない亀裂になりかねません。

 

家族と過ごす時間は、意識しなければあっという間に失われてしまうもの。一緒にいられる「今」を当たり前と思わず、目の前にいる大切な人との日々を、心から大事にしていきたいですね。

 

【取材時期:2026年2月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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