疑惑の発覚と裏切り
ある日の午後、僕は直属の部下であるA子とともに同じマンションの別フロアに住む上司の自宅を訪れました。部長が在宅勤務中で、緊急対応の指示を仰ぐために急きょ訪れることになったのです。
時間よりも少し早めに着くと……。そこで、僕は衝撃的な光景を目にしました。なんと、部長の部屋の入口で、妻と部長が親密に寄り添っていたのです。部長は「あと1時間後には君の夫が帰ってきちゃうから…早く戻りな」と言っていました。僕の妻も、「同じタワマンなら通い放題だもんね」と返していて……。
どうやら部長は僕たちが来る時間を勘違いしていたよう。2人の姿に一瞬、言葉を失ってしまった僕でしたが、気持ちを落ち着け、「これは、いったいどういうことなのでしょうか」と冷静に尋ねました。
妻は一瞬、取り繕うとしたようですが、ムダだと思ったのでしょう。開き直ったように「バレたなら仕方がないな。私は、地位も余裕もある部長が好きだから、あなたとは離婚してあげる」と言ったのです。僕はひと言「わかった。じゃあお望み通りに」とだけ告げ、その場を去りました。
部屋をすっからかんに
僕は即座に行動を開始。実は、以前から会社に打診されていた「長期の海外赴任プロジェクト」がありました。僕はその場で承諾の連絡を入れ、赴任を確定。さらに、僕名義で契約していたこのマンションも解約の手続きを取りました。
しばらく経ったある日、妻が「部長と旅行に行ってくる」と浮かれて家を空けました。僕は引っ越し業者を手配し、妻の私物はすべて段ボールに詰めて彼女の実家へ着払いで発送。彼女の両親にも事情を話して納得してもらいました。そして、僕が結婚式前に自費で買いそろえた高級家具や家電もすべて運び出し、部屋を文字通りすっからかんに。
数日後、旅行から帰ってきた妻から慌てた様子で電話がかかってきました。
「ちょっと! 部屋に何もないんだけど! 家具は!?」
「全部僕の財産だから引き揚げただけ。それから、その部屋の解約日は今日だ。あとで管理会社が鍵を回収に来るから、早めに出て行ったほうがいい」
うろたえる妻に、僕はさらに伝えました。
「『将来安泰』な部長のところに行けばいいじゃないか。それじゃあ、僕はフライトの時間だから」
僕はそのまま、赴任先へと飛び立ちました。
仕事での成果と2人の末路
その後、僕は長期海外転勤へ。現地スタッフと協力して複雑なインフラシステムを導入することに成功しました。日本の同僚とのウェブ会議では「また成果を挙げたんだって?」と称賛され、現地スタッフともいい関係を構築できています。
一方、部長の部屋に転がり込んだらしい元妻は、新生活を始めましたが、散財グセが治らず部長と喧嘩している毎日だそうです。部長もまた、社内に不倫がバレたようで全員から白い目で見られ、「肩身がせまい」と縮こまって働いているとA子から聞きました。
部長は「評価を上げて給料を増やすしかない」と奮闘したようですが、これまですべての仕事を部下=僕やA子に押し付けていたため、結局本人は何もできない状態なのだとか。大切な仕事を自分でやらなかったツケが今になって回ってきたのです。
今回、身近な人からの裏切りを経験した僕はとても落ち込みました。しかし、いつまでも負の感情に引きずられないよう、自身で気持ちを切り替えたことが良い結果へとつながったと思います。今後、もし同じような困難に直面したときにも、過去に縛られるのではなく、自分にできることは何かを考えて行動するようにしたいです!
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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