ファミマのファミチキは鶏肉なのになぜあそこまでジューシー?

まず、話題のコンビニチキン(ファミチキ など)がやわらかく感じる理由には、いくつかのポイントがあります。
①鶏もも肉系の部位を使っていること
ファミリーマート公式サイトによると、ファミチキは鶏もも肉の中でも脂がのってやわらかい「サイ(腰肉)」を使用しているのだそう。
一般的にも、鶏肉は部位によって食感が異なります。むね肉は「ぱさぱさ」と認識されやすい一方、もも肉はジューシーさを感じやすい部位。
こうした部位の特徴も、やわらかく感じる理由のひとつと考えられます。
②塩による保水性の変化
肉に塩を加えると、保水性が高まり、加熱中の肉汁の流出が抑えられやすくなります。
実際に、食塩の添加によって肉の保水性が高まることが研究でも示されています。
こうした下味の工夫も、しっとり感につながっていると考えられます。
③衣や揚げ方の工夫
揚げ物は、衣や加熱条件によって食感が大きく変わります。
ファミリーマート公式サイトでも、衣の食感と肉のジューシーさの両立、さらに揚げ油の改良を続けているとのこと。
こうした工夫によって、食べたときによりジューシーに感じやすくなると考えられます。
肉の性質+下味+調理技術ゆえのジューシーさ
鶏肉は、使う部位や下味、加熱方法によって、食感が大きく変わる食材です。
つまり、あのジューシーさややわらかさは素材と調理の工夫によって生まれる部分が大きいのです。
ファミチキばりに鶏肉をやわらかくジューシーにする裏技
実は、家庭でも少しの工夫で鶏肉はぐっとジューシーに仕上がります。
ポイントを一つずつ解説していきますね!

①塩を使った下味
鶏肉は、下味のつけ方で仕上がりが変わります。
とくに塩には、肉の保水性を高め、加熱してもしっとり仕上がりやすくなる効果が。
家庭で作るときも、焼く・揚げる前に下味をつけて少し置いておくと、パサつきを抑えやすくなるでしょう。
②酵素の働き
肉をやわらかくする方法のひとつが、酵素の働きを活用することです。
肉のかたさは、筋肉の繊維やたんぱく質の結びつきによって生まれます。
一部の食品に含まれる酵素には、このたんぱく質を分解する働きがあり、肉の繊維をほぐしてやわらかくする効果があるといわれています。
たんぱく質分解酵素の働きを期待できる食品として、生姜、玉ねぎ、舞茸、キウイフルーツ、パイナップル、塩麹などがあります。
こうした食材を下味に取り入れると、食感の変化を感じやすくなります。
ただし、漬け込み時間や使う食材によって仕上がりは変わるため、まずは短時間から試すと失敗しにくいでしょう。
③加熱しすぎない
肉は加熱しすぎると、たんぱく質の熱変性や収縮によって保水性が下がり、肉汁が流出しやすくなります。
その結果、パサついたり、かたく感じたりしやすくなります。
そのため、火を通しすぎないことも、鶏肉をジューシーに仕上げるポイントです。
厚みをそろえて火の通りを均一にし、中心まで加熱できたら必要以上に加熱しすぎないようにすると、しっとり感を保ちやすくなるでしょう。
ファミチキ級のジューシーさを目指せ!"鶏肉の裏技"お試しを!

鶏肉のやわらかさやジューシーさは、部位の違いに加えて、塩などの下味、酵素を含む食材の使い方、加熱の仕方といった調理の工夫によって生まれる部分も大きいです。
これらのコツは、特別な材料がなくてもおうちで簡単に取り入れられます。
下味のつけ方や加熱の仕方を少し工夫するだけで、鶏肉はぐっとやわらかく、ジューシーに仕上がりますよ。
身近な食品の「なぜ?」を知ることで、毎日の料理ももっと楽しくなりますよね。
ぜひ普段の鶏肉料理でも、今回紹介したコツを試してみてくださいね。