「早く出してあげないと……!」と焦りに駆られるも、その焦りと不安を打ち消すようにどんどんと強くなる陣痛。
しかし、助産師さんが確認すると子宮口の開きは3.5cm。今、感じている痛みの“その先”を想像し、がくぜんとしてしまいます。
さらにkikiさんは、感染症対策のために渡された本格的な医療用マスクを装着していて……?
赤ちゃんが下りてくるよう、体勢を変えたことが裏目に…!?














※密閉性の高い医療用マスクは、本来は医療者サイドが感染予防のために使用することが多く、出産中の妊婦の装着には適さないことがあります
陣痛による睡眠不足や発熱の疲労感、さらには本格的な医療用マスクの息苦しさが重なり、動画を参考にしたポーズをとっていたkikiさんはあわや転倒……。
身の危険を感じ、「してられるかぁーーーーっ!」とマスクを外すのでした。
分娩台から転げ落ちそうになったkikiさん、危なかったですね……! 分娩台はお産専用の特殊なベッド。赤ちゃんを取り出す姿勢にも対応できるよう、背もたれや足の部分が可動式になっているため、通常のベッドよりもフラットさに欠けることは否めません。
それでも自宅で見ていた動画を参考に、「重力を利用して赤ちゃんを下におろしてあげる」ことを考えたkikiさん。重力による陣痛促進を推奨する専門家は少なくなく、重力が伝わりやすく、なおかつ、骨盤の開きやすい“あぐら”が推奨される姿勢の一例です。また、陣痛促進としてスクワットが推奨されるのも同じ理由です。
とはいえ、不安定な状態でおこなってしまい、kikiさんのように転倒の危険が伴っては万が一の事態を招きかねません。もちろん、安定した状態であっても無理は禁物です。
また、新型コロナウイルスが感染症法上の5類に位置づけられ、パンデミックが収束した今もマスク着用を推奨する産院は多くありますが、マスクを原因に過呼吸になってしまっては、やはり危険です。
新型コロナが5類に分類される前と今では状況が違いますが、何よりも母子の健康が第一! 万が一の事態に陥らないためにも、少しでも「これはまずい、おかしい」と感じたら無理せずナースコールを押し、医師や助産師さんの判断を仰ぐことが大切です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:関根直子(助産師)
kiki