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「嫁の務めが果たせないなら離婚しろ!」サインを迫る義母→私「とっくにしてますが?」真実を知った義母が青ざめたワケ

今思えば、最初から義母とはそりが合いませんでした。私が義母に反論するたびに、大きくなっていく怒鳴り声。それでもなんとか波風を立てず、やっていきたいと思っていました。

しかし、義母はすでに「次の計画」を始動していたのです……。

結婚して3年目のこと――。

 

夫とは、家事の分担をきちんと決めていました。平日は夫が夕食を担当し、休日は私が作る。私の仕事が忙しく、平日に早く帰れない週が多かったため、生活を回すために話し合って決めた現実的なルールです。


しかし、義母はその分担を「ありえない」と激怒したのです。

 

義母が求める嫁の条件

「嫁なら365日ごはんを作りなさいよ!」


初めて義母からそう言われたとき、私は冷静に「では時短勤務にする必要がありますね」と答えました。

 

当時のわが家の家計は私の収入が柱でした。時短にすれば世帯年収が下がり、生活水準を落とすことになる――そう説明したつもりでしたが、義母の声はひときわ大きくなったのです。


「なんで息子より、あんたの方が稼いでるのよ!」

 

それ以来、義母からは頻繁に電話がかかってくるように。「由緒ある家柄に嫁いだ身として私の言うことを聞きなさい」「仕事ばっかりして、子どもも産みやしない」と似たような暴言が繰り返されました。

 

最初のうちは黙って聞いていた私でしたが、次第に心は削られていきました。それを自覚し始めたあたりで、私は義母との通話をすべて自動録音に設定し、日記に言われた内容を記すように。そのときは正直深くは考えていなかったのですが、「今後何かあったときのために」と、ふと始めたことでした。

 

しかし、義母の暴言はますますエスカレート。食欲はなくなり、眠れない日々が続きました。

 

夫に相談しても、状況は改善しませんでした。その場では「母さんがごめんね」と私に理解を示すようなふりをするものの、義母には決して何も言わなかったのです。「今度の休み、おいしいものでも食べに行って気分転換しよう」と埋め合わせをするだけで、義母の干渉から守ってくれることはありませんでした。

 

 

突然の帰省の理由

ある日、私は最低限の荷物をまとめて実家に戻りました。

 

義母から私の母宛に速達が届いたのは、その数週間後のことです。そこには長文の手紙が入っていました。


「嫁の仕事を放棄して実家に帰るなんてありえません」

「家事もろくにできず、息子を振り回してばかりで大変迷惑しました」

「もう少ししっかりとした女性に育てていただきたかったですね。あきれました」


私本人ではなく親宛てだったことに、いやらしさを感じました。手紙を読んだ母は悲しそうに目を伏せていました。私のなかで、義母への怒りが頂点に達したのは言うまでもありません。

 

その直後、私のスマートフォンが鳴りました。出てみると、電話の向こうで義母が勝ち誇ったトーンでこう言ったのです。

 

「手紙、届いたかしら? 息子に聞いたら、急に荷物まとめて実家に帰ったんですってね」

「どうせ私にいろいろ言われるのが嫌になって逃げだしたんでしょ」

「残念だけど、息子には迎えに行かなくていいって言っておいたわ」

「嫁の務めが果たせないなら、とっとと離婚届にサインしてちょうだい!」

 

届いた手紙と一緒に、記入済みの離婚届が入っていました。義母は、私の何もかもが気に入らなかったのでしょう。結婚後も私が仕事を続けていることも、夫と家事を分担していることも……。

 

「……離婚届なら、とっくに提出済みですが?」

 

電話口で、義母はしばらく沈黙しました。

 

「え? ど、どういうこと……?」

 

 

 

義母は何も知らなかったのです。実家に荷物をまとめて戻る少し前、私は夫の不貞の証拠を突きつけ、離婚届に署名させたうえで、離婚を言い渡していたことを。


――違和感の始まりは、家族カードの明細と夫の行動パターンの変化でした。普段行かないような女性向けのジュエリーブランドでの決済が続き、休日の不自然な外出が増えていたのです。


その後、夫のスマートフォンの画面に表示されたメッセージから関係をうかがわせるやり取りが目に入りました。問い詰めた際、彼は肉体関係を否定できない発言を繰り返したため、その音声も記録。後日、弁護士にも相談し、慰謝料請求が可能なだけの証拠がそろっていると確認できました。

 

私が離婚を突きつけたあとの夫の反応は、ひどいものでした。

 

「遊びだって言ってるだろ! 本気じゃない!」
「家庭を壊すつもりなんてない。お前が騒ぐから大ごとになるんだ!」


夫は必死で弁明しました。家庭を手放す気はないまま、外で好き勝手していただけだと言うのです。

 

さらに夫は、「母さんからの紹介で知り合って、無下にもできなくて」と、責任を義母に転嫁するような発言まで……。私より収入が低いという劣等感を、別の女性で埋め合わせしようとしていたことをにおわせる発言もあり、私は完全に冷めてしまったのです。

 

「離婚届にサインして。今後の連絡は弁護士を通してちょうだい」「ここで応じてくれれば、必要以上に話を広げず、今後のやり取りは弁護士を通します。私はすぐに実家に帰るわ」と条件を提示。すると、夫はこれ以上自分の立場が悪くなることを恐れたのか、抵抗を見せつつも最終的には署名に応じたのです。私はその直後、夫本人の署名が入った離婚届を役所に提出しました。


「……というわけで、離婚届は役所に提出済みです。お義母さんから速達が届くよりずっと前に、私たちの離婚は成立しています」

 

 

明かされた真実

私の淡々とした口調に、電話口の義母はパニックに陥っているようでした。


「ちょっと待って……息子ったら、あの子にもう手を出したの!?」

「私は『離婚までは表向ききちんとしなさい』って言ったのよ! あの子ったら、順番も守れないなんて……!」


そこまで聞いて、私はようやく話の筋が見えました。今の嫁である私で生活を安定させつつ、裏で息子に「理想の嫁候補」をあてがい、順番を守るよう指示していた義母。それを、夫が我慢できずに破ったということでしょう。

 

「つまり、お義母さんが夫に不倫相手を紹介して、乗り換えを画策していたということですね?」

「この電話も含め、今までのお義母さんとの通話も、すべて録音していますから」

「夫だけでなく、不倫相手の女性にも、弁護士を通じて慰謝料を請求します。お義母さんについても、これまでの暴言や今回の関与を含めて、法的にどう扱えるか弁護士と相談します」

 

義母の息を呑む気配が伝わってきました。

 

「ま、待って! 彼女のご実家には、何も……! まだ、きちんと説明できてないから……!」

 

義母は、不倫相手のご両親に夫が既婚者であるという事実、あるいはまだ離婚が成立していないという都合の悪い説明をしていなかったのでしょう。

 

「……その点も含めて、今後についてはすべて弁護士から連絡します」とだけ言って、私は事務的に電話を切りました。

 

その後――。

 

 

元夫からは「慰謝料は俺が2人分払うから、不倫相手のほうには黙っていてくれ」と直接連絡がありました。私は何も答えず、すべて弁護士経由で対応するよう突っぱねました。

 

後日、弁護士から、不倫相手の女性の両親が経緯を知って激怒し、結婚話はなくなったと聞きました。

 

しばらくして、今度は元義母から直接連絡が。電話番号を変えて、連絡してきたようです。

 

「もう一度、うちの息子とやり直せないかしら。あなたにも悪いようにはしないから」

 

体裁を取り繕いながらも、打算がにじむその言葉に、背筋が冷たくなりました。

 

「もうあなた方とは関わりません。そのために、離婚したんです」とだけ告げ、私は電話を一方的に切りました。そしてすぐにその番号を着信拒否。

 

ここまで数カ月。義母の連絡先をすべてブロックしたあと、ようやく食事がとれるようになりました。その後、私は海外営業の部署へ異動し、忙しくも落ち着いた日々を送っています。

 

心の整理にはまだ時間が必要ですが、少なくとも、もう義母や元夫の言動に振り回される生活には戻りません。あのとき離婚を選んだ判断は、間違っていなかったと思っています。

 

【取材時期:2026年3月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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