深夜、突然起きた異変
インフルエンザにかかって高熱が続く息子のそばで、私は不安で眠れずにいました。少しの変化も見逃さないよう、何度も様子を確認していました。
そんな中、突然息子の体がビクビクと震え始めたのです。目は白目をむき、呼びかけても反応がありません。頭の中に「熱性けいれん(ねっせいけいれん/生後6カ月から5歳ごろの乳幼児が急な発熱に伴って意識障害、けいれんを引き起こす病気)」という言葉が浮かび、強い不安が一気に押し寄せました。
止まらないけいれんと救急要請
私は叫びながら夫を起こし、どうすればいいのかわからないまま動き回っていました。時間がとても長く感じられ、「早く治まってほしい」という思いで頭がいっぱいでした。けいれんはなかなか治まらず、自分たちでは対応できないと判断し、救急車を呼ぶことにしました。
病院で起きた2度目の発作
救急車が到着したときには、いったんけいれんは落ち着いていましたが、初めての発作だったため、そのまま病院へ搬送されました。ところが診察中、再び息子がけいれんを起こしたのです。救急科にいた医療スタッフの方々がすぐに集まり、迅速に対応してくださいました。
幸い後遺症などはありませんでしたが、インフルエンザによる熱性けいれんが短時間に繰り返したため、群発発作と判断され入院となりました。
まとめ
目の前で息子のけいれんを経験し、子どもの体調は一瞬で急変することを実感しました。同時に、パニックになりそうな私に代わって冷静に対応してくださった医療スタッフの存在の大きさにも気付かされました。
これからは、いざというときに慌てず行動できるよう、今回学んだ「まずは落ち着いて様子を見る」といった正しい知識を改めて身につけ、備えていきたいと思います。
医師による解説:けいれん時の対処法を覚えておいて
お子さんのけいれんを目の当たりにすると、誰しもパニックに陥るものです。万が一のときに備え、以下の3つのポイントを覚えておきましょう。
1.まずは「時計」を見る けいれんが始まったら、まずは「何分続いているか」を確認してください。多くの熱性けいれんは数分以内に治まりますが、5分以上続く場合はすぐに救急車を呼ぶ必要があります。
2.発作の様子を観察する 「視線はどこを向いているか」「手足の震えは左右対称か」などを冷静に観察しましょう。可能であれば、スマートフォンなどで動画を撮影しておくと、医師の正確な診断に非常に役立ちます。
3.救急車を迷わない基準 今回の体験談のように「初めての発作」や「短時間に繰り返す(群発発作)」、あるいは「顔色が極端に悪い(チアノーゼ)」場合は、迷わず救急搬送を依頼してください。
熱性けいれんの多くは脳に後遺症が出ることはありません。まずは深呼吸をして、お子さんの安全(吐物で喉を詰まらせないよう横を向かせるなど)を確保し、静かに見守ることが大切です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
著者:南菜々美/30代女性・会社員
イラスト:はせがわじゅん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
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