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「仕事は何を?」地味な女性が語った本当の姿。人は見かけによらないと痛感したワケ【体験談】

これは、娘がまだ中学生だったころの出来事です。会社を退職してフリーで仕事をしていた私は、学校のPTAで広報委員を引き受けることになりました。妻は会社勤めで忙しく、家の事情もあって私が担当することにしたのです。

PTA広報委員の仕事を引き受けた理由

広報委員の仕事は、学校のホームページに掲載する記事の作成やシステムの更新作業などでした。私は以前、記者として働いていた経験があったため、原稿を書くこと自体はそれほど苦ではありませんでした。

 

作業は月に一度、学校に集まっておこないます。ただ、私たちが住んでいる地域は比較的裕福な家庭が多い住宅地で、集まる保護者の多くは専業主婦でした。実際の作業は、私と、もう一人のあまり飾り気のない女性Aさんの2人で進めることがほとんどでした。

 

その間、他の保護者の方たちはお茶を飲みながら雑談をしていることが多く、時折、家庭や夫の仕事の話で盛り上がっている様子でした。

 

ふとした会話から生まれた場の空気の変化

ある日、保護者の1人、Bさんが私に声をかけてきました。

 

「パソコンを扱えるなんてすごいですね」
「私は仕事の経験がないので」

 

褒めているのか、それとも別の意図があるのか、少し判断に迷う言い方でした。その流れで、Bさんは私と一緒に作業していたAさんにも「以前はどんなお仕事をされていたんですか?」と質問しました。

 

すると、そのお母さんは落ち着いた様子で、「医師です」と短く答えました。その場の空気が、一瞬静かになりました。

 

見た目ではわからない人の経歴

そのAさんは続けてこう話しました。

 

「夫が勤務医で、私は忙しいときだけいろいろな病院を手伝う形で働いています。いわばフリーの医師のようなものです」

 

それまで雑談が中心だった場の空気は、少し落ち着いたものに変わりました。その後は、他の保護者の方も私たちの作業を静かに見守るようになり、自然と作業も進めやすくなったように感じました。

 

この出来事を通して、私は改めて「人は見かけだけではわからないものだ」と感じました。普段は目立たず、静かに作業をしていたAさんが、実は医師として働いているとは想像していなかったからです。

 

まとめ

本当に自分の仕事に誇りを持っている人ほど、あえてそれを強く語らないこともあるのだと感じました。PTAの活動という小さな場でしたが、人の印象について考えさせられる出来事でした。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:熊野次郎/50代男性・会社員

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
※一部、AI生成画像を使用しています。

 

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シニアカレンダー編集部

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