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「犯人はあんただ!」認知症の義母が訴えた100万円の紛失。家中を捜索し判明した真実とは【体験談】

認知症を患い、自宅で介護していた義母が引き起こした出来事の中でも、今でも忘れられないものがあります。ある日突然起きた「現金が消えた」という騒ぎは、家族全員を巻き込む大混乱へと発展しました。あのときの緊張感と、最後に待っていた意外すぎる結末は、今でも鮮明に思い出されます。

突然始まった「100万円が盗まれた」騒ぎ

ある日の午後、義母が血相を変えて私の部屋に飛び込んできました。「タンスに隠しておいた100万円が盗まれた!」と、強い口調で訴えたのです。

 

最初は、認知症の症状の一つとされる「物を取られた」という思い込みかもしれないと思いました。とはいえ、念のため確認すると、義母が大切に保管していたはずの封筒は、たしかに見当たりませんでした。

 

家の中には家族しかおらず、外から誰かが侵入した形跡もありませんでした。状況がわからないまま、家族総出で家の中を探すことになりました。

 

家中の空気が張り詰めた3日間の大捜索

その日から、家の中のあらゆる場所を調べる大捜索が始まりました。引き出しや棚の奥、押し入れの中まで、思いつく場所を一つずつ確認していきました。しかし、いくら探しても封筒は見つかりません。

 

焦りと不安が広がる中、義母は次第に混乱し、「あんたが犯人だろう」と私を責めるようになりました。家の中の空気は徐々に険しくなり、家族の会話もぎこちないものになっていきました。そうした張り詰めた状況のまま、3日ほどが過ぎました。

 

 

小麦粉の袋の中で見つかった封筒

大捜索が続く中、思いも寄らない場所から封筒が見つかりました。それは、キッチンの奥に置いてあった未開封の小麦粉の袋の中でした。袋は一度切られたあと、テープで丁寧に閉じ直されていたのです。

 

義母は「ここなら誰にも見つからない」と考え、小麦粉の袋の中に現金を入れて隠していたようでした。しかし、そのこと自体を完全に忘れてしまい、必死に犯人を探していたようでした。

 

袋の中から取り出した封筒は、小麦粉で真っ白になっていました。その光景を目の当たりにしたとき、私たちは怒りよりも先に、あまりの予想外の出来事に立ち尽くしてしまいました。

 

あのとき、盗んだと疑われたことは正直とてもつらいものでした。それでも、小麦粉の中からお金が出てきたときの義母のきょとんとした表情を見た瞬間、責めても仕方のないことなのだと感じました。

 

まとめ

認知症の影響で、本人も覚えていない行動をしてしまうことがあるのだと、身をもって知った出来事でした。介護の中では、予想外のことが起きる可能性があるという現実を受け止めながら、感情をぶつけすぎない余裕を持つことの大切さを、強く実感した経験でした。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:有田恵美/40代女性・会社員

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)

※一部、AI生成画像を使用しています。

 

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シニアカレンダー編集部

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