私は赤身とツマで夫と義父は中トロ!?
その日は義母が「奮発して良いお刺身を買ってきたわよ」と笑顔で迎えてくれ、食卓にはおいしそうなお刺身の盛り合わせが並んでいました。
いざ食事が始まると、義母が取り分けをしてくれたのですが、脂の乗った大トロや中トロはすべて義父と夫の小皿へ。私の前に置かれたお皿には、端の方にあった赤身が二切れと、大根のツマばかりが盛られていました。
義母は悪びれる様子もなく、「あなたは赤身でいいわよね? 若いんだし」と一言。夫がおいしそうに大トロを頬張る横で、私だけ家族として扱われていないような気がして、たまらなく悲しい気持ちになったのを覚えています。
その場では娘の目もあったのでなんとか笑顔でやり過ごしました。でも、どうしても心のモヤモヤが消えず、帰宅してから夫へ「私だけ違う扱いをされているみたいで、すごく寂しかった」と正直に伝えてみることに。
すると夫は、私の言葉で初めてその時の状況に気がついてくれました。そして次回の帰省時には、夫の方から積極的にお皿を回し、全員に均等に取り分けるよう動いてくれたのです。
この出来事を通して、不満をそのままぶつけるのではなく、「悲しかった」という自分の気持ちを素直に共有すれば、夫が一番の味方になってくれるのだと気づきました。そして、義母が私より夫や義父を優先する場面が全くなくなったわけではありませんが、夫が味方なのだとわかったことで、とても気持ちがラクになりました。
著者:長野広瀬/20代女性/3歳の娘を育てている母親、会社員。趣味はドラマ鑑賞、サイクリング。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)