実家の整理が進む中、母から明かされたのは、父の弟である叔父一家のお墓も母がひとりで管理していたという事実でした。弟がお墓を継ぐにあたり、その叔父一家のお墓を今後どうするのか、私から聞いてみることになったのです。
叔父夫婦には子どもがいますが、将来お墓を継ぐ可能性は低そうな状況。さらに、管理しやすい場所へ移したい叔母と、地元に愛着がある叔父の間でも意見が分かれているようで……。意を決して、現在の管理の大変さを伝えてみたところ、叔父から返ってきたのは予想もしない言葉でした。
叔父夫婦に相談したお墓の行方


叔父夫婦には子ども(私から見ると従兄弟)がいるのですが、諸事情により結婚したりお墓を継いだりすることは恐らくないだろう、とのこと。
叔母は、現在の住まいから程近いお寺へお墓を移転することを考えたようなのですが、叔父は代々続くお墓を移転することに抵抗があり、決断できないままお墓の問題は先送りにしてきたようでした。
叔父夫婦がお墓をこのままにした場合、先々管理するのは恐らく私の弟夫婦。
しかし、お墓は駐車場も水道も近くにない高台にあり、周りに木々が生い茂っているため、落ち葉の掃除をしたり水を運んだりと、なかなか手入れの大変な場所でした。
昔から親しい関係の叔父なので、弟夫婦が管理することになった場合の大変さについても、ざっくばらんに話してみました。
すると、叔父はなぜか「じゃあ、同じ墓地内の、もっと管理しやすい場所にお墓を移そう!」と予想もしなかった提案をしてきたのです。
いやいや、それは根本的な解決になってないのでは……?と思ったのですが、叔父はその案を気に入ったようで、入院中の私の母の体調が落ち着いたら母と話し合う、ということになりました。お墓の問題は、単なる手続きではなく「生きている人の気持ち」の整理なのだと痛感した出来事でした。
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母から託された「叔父一家のお墓をどうするか」という確認作業。意を決して遠方に住む叔父夫婦に相談してみると、そこには夫婦間、そして子どもたちとの間にある複雑な「温度差」がありました。
「地元に残したい叔父」と「近くに移したい叔母」。さらに、跡を継ぐ予定のない子どもたち。三者三様の想いが絡み合う中、叔父から飛び出したのは「同じ墓地内の管理しやすい場所へ移す」という、解決には程遠い(?)予想外の提案でした。
お墓に対する愛着や責任感は、人それぞれ。正解のない問題に直面し、家族や親戚と「思い」を擦り合わせることの難しさを痛感させられますね。
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和田フミ江
