

披露宴直前に起きた思わぬトラブル
最初のハプニングは、披露宴が始まる直前のことでした。控室で最終確認をしていると、司会者の方が少し慌てた様子で入ってきたのです。
「音響機材に不具合があり、BGMが流せない可能性があります」
そう聞いた瞬間、頭の中が真っ白になりました。入場曲やプロフィール映像の音声まで使えないかもしれないと言われ、ここまで準備してきた演出がうまくいかなかったらどうしようと不安でいっぱいに。披露宴が始まるまでの間は、落ち着かない気持ちがずっと続いていました。
ケーキ入刀でヒヤッとした場面
さらに、披露宴の途中にも別のハプニングが起こりました。ケーキ入刀の場面で、スタッフの方が運んできたウェディングケーキが、ほんの少し傾いているように見えたのです。私はなんとなく嫌な予感がしました。
そして、私たちがナイフを入れた瞬間、ケーキがぐらっと大きく揺れたのです。会場から小さなどよめきが起こり、私は思わず夫の腕をぎゅっと掴んでしまいました。幸い倒れてしまうことはなかったものの、生クリームが少し崩れてしまい、そのときは恥ずかしさと緊張でいっぱいに。私は笑顔を保つだけで精いっぱいでした。
周りの支えに助けられた結婚式
音響トラブルについては、式場スタッフの方々がすぐに対応してくださいました。急きょ別の機材を用意してくださり、入場の直前には何とか音楽を流せる状態になったのです。
また、ケーキのハプニングも、友人たちが明るく笑いに変えてくれたことで、その場の空気がやわらぎました。夫も「こういうことまで含めて、きっと忘れられない式になるね」と声をかけてくれ、その言葉にずいぶん気持ちが救われたのを覚えています。
おかげで私も少しずつ落ち着きを取り戻し、その後は式の時間をしっかり楽しむことができました。
結婚式は何もかも思い通りに進むものだと思っていましたが、実際には予想外の出来事も起こるのだと実感しました。それでも、周囲の温かい支えがあったおかげで、最後は笑顔で終えられたと思います。当時は必死でしたが、今では夫婦で懐かしく振り返る思い出の1つです。ハプニングも含めて、私たちにとって大切な結婚式になりました。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
著者:中里涼子/30代女性・10年以上ライターとして活動。アメリカの大学への留学経験あり、女性の悩みなどの多くのジャンルの記事を執筆。
作画:ちえ
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!