ある夜、妻のマミは自宅前の車内で、夫・リュウが見知らぬ女性と抱き合う姿を目撃します。後日、夫の「同僚の家で宅飲みをする」という嘘を怪しみ、マミがあえて車で送り届けると、そこにはあの日と同じ「赤いスカーフ」の女性・モモの姿がありました。
夫は彼女を「同僚の奥さん」と紹介しますが、その言葉に違和感を覚えたマミは、息子の前での振る舞いにも怒りを募らせ、静かに激怒。2人をメチャクチャにすると決意します。
証拠を掴むため、マミはモモを自宅へ招待し、宿泊させることに。図々しくマミの私物を使い、夫と親しげにするモモに対し、マミは「もしかして、付き合ってる?」と直球の質問を投げかけます。動揺する2人の様子から疑いを確信へと変え、席を外した隙に、録画中のベビーモニターが2人のキスを映像に収めます。裏切りの証拠を手にしたマミは涙を一度だけ流し、すぐに拭うと——「とことんやってやる」と決意を固めました。
うっかり説明をし忘れたマミのせいで、冷水シャワーを浴びたモモ。次第に居心地の悪さと屈辱を感じ始め、モモはマミに反撃。「マミさんって、旦那さんが浮気してたらどうするタイプですかぁ?」などと言って煽りますが、マミは動じませんでした。
寝る場所の話になると、夫は一度モモを寝室にと言いかけるものの、マミの冷ややかな視線に気づき、慌てて態度を変えます。ただ、モモの前で自分がマミと同じベッドで寝ることにも気まずさを感じ、モモをソファに寝かせ、自分は廊下で寝ると言い出しました。マミは呆れて「もう好きにして」と突き放すのでした。
翌朝、マミは自分のエプロンを勝手に着たモモに起こされて……!?
翌朝目覚めると…浮気相手は図々しすぎる行動に!


















やがて酔いが回ったリュウはその場で眠ってしまい、モモはそれを見て「子どもみたいでなでなでしたくなっちゃう~」と発言。さらに「私どこで寝ましょうかぁ?」「男の人と同じ部屋だと『何されるかかわからない』ですもんねぇ」と挑発するような言葉を投げかけました。冷静なマミは呆れるばかり。
その夜、マミは眠れないまま時間を過ごし、「隣の床には不倫相手、リビングにはバカな夫……最悪な夜だわ」と静かに怒りを募らせるのでした。
翌朝、モモは勝手にキッチンに立ち、「朝ごはん作りましたぁ!」と明るく振る舞います。さらに「お味噌汁の味見してくれません?」とマミに差し出し、まるで自分がこの家の主であるかのように振る舞ったのです。
しかしマミは冷静に味を見たあと、「全然ダメ。薄すぎる。これじゃリュウくんが満足しないわ」とはっきりと言い放ちます。
そして調味料を取り出しながら、
「この人は濃い味が好きなの。味噌は2倍、砂糖も大さじ10。仕上げはラー油」「それが“リュウくんの家庭の味”なのよ」
と告げます。
その言葉通りに作られた味噌汁を口にしたリュウは、あまりの異様な味に顔を歪めながらも、「うまい……」と無理やり飲み込みました。
それを見たモモは満足げに「やっぱり料理の決め手は味付けより……『誰が作るか』かな?なーんて♡」とマミに言い放って帰ったのでした。
静まり返った部屋の中で、エプロンをゴミ箱にバサッと捨てたマミは、「せいぜい苦しみなさい。“愛の味”でね」と、心の中でそうつぶやくのでした。
◇ ◇ ◇
わざと嫉妬させようとするモモの透けて見える下心に、一切乗らなかったマミ。「夫の取り合い」という泥沼を涼しい顔で回避した姿に、本当の心の強さを感じます。何か理不尽なトラブルに巻き込まれたときなどには、真正面から受け止めすぎないことが大切なのかもしれませんね。私たちも、無駄な争いは上手にスルーして、心穏やかに自分らしい毎日を過ごせるとよいですね。
きりぷち