気付いていた「違和感」と見過ごした日々
当時の私は、中小企業の管理職として多忙な日々を送っていました。「自分が倒れてはいけない」という思いから、仕事を最優先にする毎日でした。
そんな中、真面目で責任感が強い部下のAさんに、少しずつ変化が現れ始めました。以前は安定していた仕事ぶりに陰りが見え、明らかに元気がなく、ミスも増えていったのです。
私はその変化に気付いていました。しかし、「そのうち持ち直すだろう」と考え、あえて深く踏み込むことはしませんでした。
突然の退職と知った現実
それから数カ月後、Aさんは突然退職しました。後になって、Aさんが精神的な不調を抱え、長く苦しんでいたことを知りました。その事実を聞いたとき、「なぜあのとき声をかけなかったのか」という思いが頭から離れなくなりました。
ほんの少し時間をつくり、話を聞いていれば、何か違った結果になっていたのではないか……そう考えずにはいられませんでした。
忙しさを理由にしていた自分
振り返ってみると、私は忙しさを理由に、人と向き合うことを避けていたのだと思います。目の前の業務を優先するあまり、本来向き合うべき人の変化を後回しにしてしまっていました。その結果が、取り返しのつかない後悔として残っています。
この出来事は、私にとってこれまでの仕事人生で最も大きな後悔です。仕事の成果や効率も大切ですが、それ以上に人と人との関わりを大切にする姿勢の重要さを、身をもって感じました。
まとめ
後悔を消すことはできませんが、あのときの経験を忘れず、今は周囲の小さな変化にも目を向けたいと強く思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:佐藤一郎/70代男性・無職
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!
シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!