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医師「なんでこんなことに…!」妊娠38週目で突然の大量出血⇒先生が青ざめ一気に緊迫…診断結果は

出産はできるだけ自然分娩で迎えたいと考え、妊娠中はヨガやストレッチを取り入れながら体づくりに励んでいました。38週に入り、「そろそろかな」とワクワクしながら日々を過ごしていたので、あの日、あんなことが突然起きるなんて、予想もしていませんでした。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。
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突然の緊急事態

ある日、急な腹痛と大量の出血に襲われ、慌ててかかりつけの個人産婦人科へ向かいました。その建物はエレベーターのない古い施設で、階段を上がるのもやっとの状態でした。ようやく病院に到着すると、先生の顔が見るからに青ざめ、「なんでこんなことになったんや……!」というつぶやきで事態の深刻さを悟りました。

 

診断結果は、常位胎盤早期剥離。すでにかなりの出血があり、血液センターからの血液を待つ間、夫の血を輸血するという緊迫した状況に陥りました。母子ともに危険な状態で、自然分娩という私の夢は一瞬にして消え去りました。すぐに帝王切開へと移行し、手術室は極限の緊張感に包まれていました。それでも医療スタッフの迅速な判断と懸命な処置のおかげで、無事に赤ちゃんをこの腕に抱くことができました。

 

その後、多量出血の影響で肝臓の数値が悪化し、3カ月は定期的に血液検査のために通院する必要がありました。また、出血が多かった影響か母乳の出が悪く、さらに初めての子育てということも相まって大変な苦労をしました。

 

こうして私の出産は、理想としていたものとは大きくかけ離れた形となりましたが、あの日の経験は命の重さと家族の結びつきを深く教えてくれる、何にも代えがたい貴重な出来事になりました。

 

◇ ◇ ◇

 

想定外の急な事態の中で、お母さまと赤ちゃんが無事に乗り越えられたこと、本当によかったです。

 

常位胎盤早期剥離とは、妊娠中や分娩開始以降の赤ちゃんが生まれる前に何らかの理由で胎盤がはがれてしまう現象です。胎盤は赤ちゃんに栄養や酸素を届ける役割があるため、はがれてしまうと赤ちゃんの命に関わります。また、はがれる際に大量の出血があることも多く、妊婦さんが亡くなってしまう主な原因の1つでもあるのです。

 

主な症状としては、出血と下腹部の痛みやおなかの張り、板状硬という子宮の収縮が続くことによる過度な腹筋の緊張などがあります。特に、妊娠中に出血があった場合は、たとえ少量だったとしても常位胎盤早期剥離の疑いがないか確認が必要です。今回の体験談のように、大量の出血があった場合、赤ちゃんと妊婦さん本人、両方の命に関わります。一刻を争うため、何かおかしいなと感じたらすぐにかかりつけ医に相談し、指示を仰いでください。

 

常位胎盤早期剥離は妊娠週数が進むにつれてリスクが高まり、特に妊娠32週ごろから急に増え始めます。それまで順調だったという人も、妊娠30週を過ぎたあたりからは、常位胎盤早期剥離という病気があることや、どんな症状があるのかなどを知って、体調の変化に注意して過ごすとよいでしょう。妊娠30週以前であっても、何か体調の変化を感じたら医師に相談してくださいね。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修者:関根直子(助産師)

著者:山中 由紀子/40代女性・パート

中学1年生、小学6年生、小学1年生の子どもを育てる母。福祉施設の調理補助のパートをしている

 

作画:さくら

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)

 

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