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思いがけないハプニングを乗り越えて…初めての連続に感動【出産体験談】

この記事では、思いがけないハプニングの連続で大変な出産となったけれど、それを上回る感動と幸せを感じた先輩ママの体験談をお伝えします。

 

出産は本当に何が起こるかわからないと実感しました。大変、つらいと感じながらも、それ以上にちょっとしたことへの喜びを感じられた私の出産エピソードです。

 

帝王切開になるかも……?

出産予定日が1月10日だったため、産院の正月休みがあり、週1の健診の予定が2週間近く空いてしまいました。そして年始最初、出産予定日5日前の土曜日の健診の際、赤ちゃんがまったく下がっておらず、子宮口もまるで開いていないので、帝王切開の可能性があることを告げられました。そして週明けの月曜日に骨盤のレントゲンを撮ることに。普通分娩で産めると思っていた私はとてもショックでした。

 

健診翌日の日曜日、帝王切開になるのか普通分娩になるのか不安で、気持ちが前向きになれない私を見かねて、夫が「夫婦2人で最後のデートだよ」と、近場でドライブをさせてくれました。おいしいものを食べ、ゆっくりショッピングを楽しみ、前向きな気持ちになって就寝。

 

そして深夜2時、急におなかに痛みが.......。陣痛だ! でもダラダラと10分前後で痛みを繰り返す感じ。一応、産院に連絡してみましたが、前駆陣痛の可能性もあるから様子を見てくださいということでした。朝一番で予約を入れていたので、ひたすらうずくまるくらいの痛みに耐え、なんとか産院へ。

 

無事に出産!

痛みが引くこともなく、そのまま骨盤のレントゲンの撮影をしました。その結果、児頭骨盤不均衡と診断されました。「もう陣痛が来ているので、そのまま帝王切開します」と言われ、急きょ手術室へ。

 

一応内診もしましたが、子宮口は開いているものの赤ちゃんがまったくおりていないとのこと。急すぎる展開に頭がついていきませんでした。でも、あれよあれよという間に麻酔を打たれ、手術が進みます。

 

混乱で不安定になっている私を両側で看護師さんが手を握ってくれました。そしてしばらくして赤ちゃんの産声が聞こえました。無事にわが子を見られた瞬間、緊張がほぐれ安心感と感動が一気に押し寄せて大号泣。すごく幸せな瞬間でした。夫も抱っこさせてもらえたようで、あとで写真が送られてきました。 立会いはできなかったけれど、夫婦で感動を共有できて本当によかったと思います。

 

出産後のつらさを上回る感動

出産後は丸一日食べられず、動けず。そして麻酔が切れた後の痛みが今まで経験したことのないもので、本当につらかったです。けれど、産後初めてのごはん、痛みはあっても歩けるようになったとき、産後初めて赤ちゃんが病室に来てくれたとき、初めてちゃんと向かい合って抱っこできたとき、初めてのミルク、初めてのおむつ替え、そして不安だらけの初めての連続をやさしくずっと支えてくれた看護師さんや家族。ちょっとした一つひとつがうれしくて、 感動的でした。

 

 

出産は本当に思いがけないことの連続でした。いろいろ調べてもその通りにはならないし、自分自身もそんなに冷静になれません。希望通りの出産はなかなか難しいけれど、そんななかでたくさんの人の協力があって、乗り越えられるものだと感じました。 不安になることもあるけれど、なるようになる! と気持ちを強く持ち、乗り越えた分だけ、うれしいことがたくさんあったのだと思っています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

◆関連動画 出産ドキュメンタリー

 

 


著者:やまもとあずさ

初出産ママ。現在産休で里帰り中。慣れない子育てに奮闘している。

 

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