お通夜の受付の大混乱
まだ離婚する前の話です。義実家のお通夜の日、私は幼い子どもを2人連れて参列していました。会場には次々と参列者が訪れ、受付まわりは次第に慌ただしくなっていきました。
参列者への対応方法は事前に夫と義兄が係員から説明を受けていましたが、実際に始まると2人は戸惑い、思うように手が動いていない様子でした。義祖父は地主でもあり、参列者は想像以上の人数で、列は途切れることなく続いていました。
ほぼ私ひとりで回す現場
その様子を見ていた夫のいとこが「子どもたちは見ているから手伝ってきて」と声を掛けてくれました。私は子どもをお願いし、受付に入りました。親戚の葬儀で何度も受付を経験していたこともあり、流れを確認しながら対応を始めました。
結果的に、ほぼ私ひとりで受付をおこない、その都度2人にやることを伝えながら何とかお通夜を乗り越えました。
立場が変わった瞬間
翌日の告別式も参列者が多く、私は最初から受付に入りました。前日に「簡単だ」「余裕だ」高をくくっていた2人は、明らかに疲れ切った様子でした。
帰宅後、2人は受付の大変さを率直に話し
「簡単だと思っていたけれど、全然違った」と反省。私の仕事について軽く言っていたことも含め、きちんと謝罪し、頭を下げてくれたのです。
まとめ
あの日、私がしたのは特別なことではなく、ただ目の前の仕事を誠実にこなしただけでした。けれど、実際に体験した彼らから出た言葉は、何よりも私の心を軽くしてくれました。「百聞は一見にしかず」と言いますが、言葉で戦うよりも、自分の姿勢で示すことが一番の理解への近道になることもあるのですね。続けてきたことは無駄ではなかったと、自分自身の仕事にも改めて誇りを持てるようになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:白石ゆき/40代女性・会社員
イラスト:はせがわじゅん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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