毎日忙しい育児や家事をこなす中で、美容と健康のためにハーブを取り入れてみませんか? ハーブティーなどをゆっくり入れて飲む時間がないママたちも、手軽にハーブを取り入れられるハーブコーディアルについて紹介します。
ハーブのいろいろな作用
ハーブには、心と体に様々な働きをしてくれる成分が含まれています。血圧のコントロール、ストレスや神経の高ぶりを和らげる、免疫力がアップする、ホルモンの分泌を助けるなど、たくさんの効果があり、五感も癒してくれます。
ただしハーブの中には、妊娠中から授乳中には避けたほうがよいものや、禁忌のものもあります。今回ご紹介したもの以外のハーブを摂取する際には、かかりつけ医やお店の方へ確認をするようにしてくださいね。
【妊娠中や授乳中に注意するハーブ 】
[妊娠中]アンゼリカ、サフラワー、シナモン、ジュニパーベリー、セージ、タイム、フィーバーフゥー、リコリス、マテ(カフェイン入りのため避けたほうがよい)
[授乳中]セージ(母乳分泌抑制効果があり)、マテ(カフェイン入りのため避けたほうがよい)
ハーブコーディアルとは?
ハーブコーディアルは、イギリスの伝統的なハーブの飲みものです。古くは、アルコールにハーブを漬けた飲み物でしたが、現代のハーブコーディアルは、ハーブを煮詰めたシロップのことを言います。
飲むときには、このハーブが濃縮されたシロップを水やお湯、炭酸などで割って飲みます。果物をブレンドしたものも多く、甘く香りも良いので、ジュースのように手軽に飲むことができます。ヨーグルトやアイスにかけて楽しむこともでき、ノンカフェイン、ノンアルコールなので妊婦さんから授乳中のママまで楽しめます。
妊娠中〜産後のママにおすすめなハーブコーディアルは?
ローズやエルダーフラワー、ハイビスカスなど、お花のハーブが入ったものは香りが良く人気です。最もポピュラーなエルダーフラワーは、さわやかな甘い香りのヨーロッパでは馴染み深いハーブで、風邪の症状を緩和させたり、発汗を促す作用があります。産後に体力が落ちて、風邪をひきやすくなっているママの風邪予防としておすすめです。
また、相性が良い果物は、ブルーベリーやラズベリー、カシスなどのベリー系は甘酸っぱく、レモンやライムなどの柑橘系はさっぱりするのでつわり症状があるときは飲みやすいです。ジンジャー(しょうが)入りはピリっとしたアクセントになって、血流を良くし、体を温める作用があります。
手軽にハーブの効果を楽しめるハーブコーディアル。出産祝いで赤ちゃんのものにプラスしたり、おうちに遊びに行く際の手土産としても喜ばれると思いますよ。
※ハーブコーディアルは、生活の木・ユウキ食品・ソーンクロフト・KALDI coffee farmなどのハーブ専門店や自然食品のお店などで購入できます。また、通販でも購入できます。
引用参考文献
「からだに効くハーブティー図鑑 厳選98種のハーブティーカタログ」 監修 板倉弘重 主婦の友社
「お悩み別 こころとからだを癒すレシピ ハーブティーブレンド100」 しばたみか著 山と渓谷社
「エンハーブ式 ハーブティー Perfect Book」監修 エンハーブ 河出書房新社