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「あと少しで駅なのに」満員電車で倒れ救急搬送。私を救った周囲の行動と判明した原因【医師解説あり】

毎朝のルーティンだった通勤電車が、あの日、一瞬で暗転しました。立っていることさえ困難なほどの異変。意識が遠のく中で私を支えてくれたのは、見知らぬ人々の温かな手と、救急隊員の落ち着いた声でした。【医師解説あり】

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師菊池大和先生
医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長

地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
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満員電車で視界がみるみる暗くなった

ある朝、いつものように満員電車で通勤しているときのことです。急に立っているのがつらくなるほどのふらつきに襲われ、視界がみるみると暗くなり始めました。「あと少しで駅なのに」と思った瞬間、体からガクッと力が抜け、そのまま倒れそうになったのです。

 

周囲の乗客が異変に気付き、救急搬送

そのとき、周囲の乗客の方々がすぐに異変に気付き、私の体を支えてくれました。迅速に駅員へと知らせが入り、ホームに到着すると同時に私は救急隊員へと引き渡され、救急車で病院へ運ばれることになりました。

 

 

救急隊員の声かけで安心が戻ってきた

遠のく意識の中で、鳴り響くサイレンの音や外の刺すような寒さに、私の頭はひどく混乱していました。しかし、そんな不安を打ち消してくれたのは、救急隊員の方の「大丈夫ですよ」という丁寧な声かけと、一切の迷いがない落ち着いた動きでした。その対応に触れるうち、パニックになりかけていた心に少しずつ安らぎが戻ってきました。

 

病院での検査の結果、原因は「低血糖」と「軽い脱水症状」であることが判明。点滴を受けることで、体調は次第に回復へと向かいました。

 

まとめ

無理を重ねた結果、周囲を巻き込む事態を招き猛省しました。自分を過信せず助けを求める大切さ、そして平穏を支える人々の尊さを知った今、体調管理は自分と周囲への責任だと強く意識し、毎日を大切に過ごしています。

 

医師による解説:朝の満員電車に潜む「低血糖」と「脱水」の罠

朝の満員電車は、高い湿度や温度変化、そして強いストレスが重なる特殊な環境です。特に朝食を抜いた状態では、脳のエネルギー源となるブドウ糖が不足し「低血糖」に陥りやすくなります。そこに呼吸や発汗による「脱水」が加わると、血圧を維持できなくなり、脳への血流が一時的に低下して失神(脳貧血)を招くリスクが高まります。

 

「あと少しだから」という我慢は、大きな事故につながりかねません。ふらつきや冷や汗、視界の違和感は体からの緊急サインです。異変を感じたら、すぐにその場にしゃがみ込んで頭を低くし、周囲に助けを求めてください。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)

著者:倉田美波/20代女性・会社員

イラスト:きょこ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)

 

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