白のユニフォームを染める多量出血
学生時代、スポーツに打ち込んでいた私を一番悩ませていたのは生理のことでした。競技の特性上、ユニフォームは白。不意に汚してしまい、他の選手からユニフォームを借りて試合に出たことも一度や二度ではありません。
痛み止めを飲み、夜用の特大ナプキンをあてていても、漏れる不安が消えることはありません。そんな極限の心境で、全国大会や国体といった大舞台に参加していました。
学校生活でも、普通サイズのナプキンでは30分も持たず、常に夜用を使用。休み時間のたびに交換しなければならないほど、出血量に振り回される毎日を過ごしていました。
27歳の異変。検査で判明した腫瘍
社会人になり、激しい運動から離れると、漏れるのは夜寝るときくらいになり、少し落ち着いたように見えました。しかし27歳のとき、ひどいめまいに襲われて受診したところ、10cmほどに膨らんだ良性の「卵巣腫瘍(卵巣の一部が大きく腫れる病気)」が見つかったのです。
すぐに手術をしないと腹膜炎(内臓を包む膜に炎症が広がる病気)になる可能性が高いと言われ、3カ月後に手術を受けました。現在は再発もなく、薬による治療を続けながら穏やかに生活しています。
あんなに私を苦しめていた腹痛、頭痛、腰痛、歯痛、そして多量出血や吐き気といった症状がウソのように消え、生理によるストレスから完全に解放されました。
まとめ
「痛いのが当たり前」と自分を納得させ、限界まで耐えてしまった私。手術を経てようやく、かつての不調が体からのSOSだったのだと実感しています。自分の体を守れるのは自分だけ。これからも少しでも違和感があれば、迷わず病院を受診したいと思います。
医師による解説:我慢しないで!その生理はSOSかも
ナプキンが30分持たないほどの出血は「過多月経」と呼ばれ、子宮内膜症(子宮の内側の膜に似た組織が、別の場所で増える病気)や卵巣腫瘍などの疾患が隠れているサインです。
特に10cmを超えるような大きな卵巣腫瘍は、ある日突然、腫瘍がねじれる「茎捻転(けいねんてん)」や「破裂」を起こす危険があります。それが原因で腹膜炎を併発すると、命に関わる激痛や緊急手術を要することもあります。
「いつものことだから」と鎮痛剤で誤魔化さず、経腟エコー検査などの定期的なチェックを強くおすすめします。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:沢岻美奈子先生(沢岻美奈子 女性医療クリニック院長)
著者:板谷あみ/40代女性・会社員
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
関連記事:「また貧血で再検査?」昼でも夜用ナプキンを使う私に医師が告げた意外な事実とは
関連記事:「生理がなんだか長いな」内科を訪れた私に医師が放った緊迫のひと言。即入院することになった真相は
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!