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「また漏れた」30分も持たない生理に耐える私。27歳で襲った激しいめまいの正体は【医師解説あり】

白のユニフォームが真っ赤に染まる恐怖。大舞台に立っていても、私の頭の中は常に「漏れていないか」という不安で一杯でした。異常な出血量と痛みに耐え続けた先に待っていたのは、想像を絶する体の異変でした。【医師解説あり】

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師沢岻美奈子先生
日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医

産婦人科専門医として29年間、約25万人の女性を診察。更年期を中心としたヘルスケア領域が専門で、心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代を、薬だけではなく栄養面やコーチングも取り入れた統合医療で全人的なサポートをおこなっている。
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白のユニフォームを染める多量出血

学生時代、スポーツに打ち込んでいた私を一番悩ませていたのは生理のことでした。競技の特性上、ユニフォームは白。不意に汚してしまい、他の選手からユニフォームを借りて試合に出たことも一度や二度ではありません。

 

痛み止めを飲み、夜用の特大ナプキンをあてていても、漏れる不安が消えることはありません。そんな極限の心境で、全国大会や国体といった大舞台に参加していました。

 

学校生活でも、普通サイズのナプキンでは30分も持たず、常に夜用を使用。休み時間のたびに交換しなければならないほど、出血量に振り回される毎日を過ごしていました。

 

27歳の異変。検査で判明した腫瘍

社会人になり、激しい運動から離れると、漏れるのは夜寝るときくらいになり、少し落ち着いたように見えました。しかし27歳のとき、ひどいめまいに襲われて受診したところ、10cmほどに膨らんだ良性の「卵巣腫瘍(卵巣の一部が大きく腫れる病気)」が見つかったのです。

 

すぐに手術をしないと腹膜炎(内臓を包む膜に炎症が広がる病気)になる可能性が高いと言われ、3カ月後に手術を受けました。現在は再発もなく、薬による治療を続けながら穏やかに生活しています。

 

あんなに私を苦しめていた腹痛、頭痛、腰痛、歯痛、そして多量出血や吐き気といった症状がウソのように消え、生理によるストレスから完全に解放されました。

 

 

まとめ

「痛いのが当たり前」と自分を納得させ、限界まで耐えてしまった私。手術を経てようやく、かつての不調が体からのSOSだったのだと実感しています。自分の体を守れるのは自分だけ。これからも少しでも違和感があれば、迷わず病院を受診したいと思います。

 

医師による解説:我慢しないで!その生理はSOSかも

ナプキンが30分持たないほどの出血は「過多月経」と呼ばれ、子宮内膜症(子宮の内側の膜に似た組織が、別の場所で増える病気)や卵巣腫瘍などの疾患が隠れているサインです。

 

特に10cmを超えるような大きな卵巣腫瘍は、ある日突然、腫瘍がねじれる「茎捻転(けいねんてん)」や「破裂」を起こす危険があります。それが原因で腹膜炎を併発すると、命に関わる激痛や緊急手術を要することもあります。

「いつものことだから」と鎮痛剤で誤魔化さず、経腟エコー検査などの定期的なチェックを強くおすすめします。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:沢岻美奈子先生(沢岻美奈子 女性医療クリニック院長)

著者:板谷あみ/40代女性・会社員

イラスト:さくら

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)

 

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