私を捨てた元カノとリゾート地で再会
数年前、堅実な生活を送っていた私は、派手好きな元カノに「地味で貧乏くさい男は無理」と言われ、一方的に別れを告げられました。当時は落ち込みましたが、仕事に集中して乗り越え、起業に至りました。あるサービスがヒットしたことをきっかけに、会社は少しずつ成長し、ありがたいことに経営も安定してきました。
あるとき、久しぶりの休暇を取り、ビーチでのんびりしていたときのことでした。
「あれ? ◯◯(私の名前)じゃん!」声をかけてきたのは、なんとあの元カノ。そして彼女の隣には、「今彼」が立っていました。
見下してくる元カノ。そこへ秘書が現れ…
今の彼氏は、元カノいわく、親の会社を継いだ若社長なのだそう。元カノは私の服装をちらりと見て、品定めするように笑うと、彼に腕を絡めながら「彼、本当にいろいろ買ってくれるの。ジェットスキーも買ってくれたんだ」と、わざわざ聞かせるように得意げに話しました。
さらに彼も、初対面の私に向かって「貧乏人は浮き輪で十分だろ」と、上から目線で言ってきたのです。私は面倒くさくなり、適当に聞き流してやり過ごそうとしていました。
そこへ、一緒に休暇を過ごしていた婚約者が足早に近づいてきました。彼女は、私が嫌味を言われていることに気づいたのか、あえて仕事中の秘書のような口調で「社長、お待たせいたしました。クルーザーの準備が整ったそうです」と言ったのです。
彼女が一礼すると、元カノと彼は「え? 社長? クルーザー!?」と目を丸くしました。
名刺を差し出した瞬間、今彼の態度が一変
私が挨拶代わりに名刺を差し出すと、それを見た彼氏は絶句。私の会社を何かで知っていたようです。
「え、あの ◯◯(会社名)の社長!?」彼は急に縮み上がり、さっきまでの自慢話が完全にストップ。元カノも、彼の明らかな態度の変化を見て事態の大きさを察し、なんとも言えない気まずい空気が流れました。
「すご〜い!」手のひらを返す元カノに…
状況を理解した元カノは、途端に猫撫で声に変わりました。「 ◯◯くん(私の名前)、すごいじゃ〜ん! なんだかかっこよくなったね! クルーザー、私も乗せてよ!」とすり寄ってきます。
しかし、私は冷たく一蹴しました。「君みたいに、人をお金でしか判断できない相手を乗せるスペースはないよ」
元カノは顔を真っ赤にしてフリーズ。私は秘書とともに、颯爽とクルーザーへ向かいました。後ろを振り返ると、お互いへの不満を爆発させて言い争うふたりの姿が。スカッとした最高の休暇になりました。
◇ ◇ ◇
人を見た目や持ち物だけで判断するのは、相手の本質を見誤ることにもつながりますよね。表面的な印象にとらわれず、相手の人柄や内面にも目を向けていきたいですね。
【取材時期:2026年4月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。