こんにちは、保育士の中田馨です。赤ちゃんが楽しめるおもちゃが欲しいというママに、今回は、お家にあるもので簡単に作れる「日用品を使ったおもちゃ」を紹介します。
身近にある手作りおもちゃで遊ぶメリット
子どもを見ていると「どうしておもちゃじゃなく、それで遊ぶの?」と思ったことありませんか。ママが洗濯物をしていると、洗濯ばさみやハンガーを触り、ママが台所にいれば、お玉をもってお鍋をカンカン鳴らしている。「なんだか静かにしているな」と思ったら、ママのカバンからお財布を出して中身を研究している。そう、子どもはおもちゃではなく、普段大人が何気なく使っている日用品に興味津々なのです。
【日用品を使った手作りおもちゃで注意する点】
・赤ちゃんがなめても大丈夫な材料であること
・赤ちゃんが誤って飲み込まない大きさにすること
・取れたり外れたりする材料は使わない
「作りやすいから」という大人目線ではなく「赤ちゃん目線」でおもちゃを作るようにしましょう。そして、遊ぶときは必ず大人がそばにいるときにしましょう。
お風呂で使える手作りおもちゃ
毎日のお風呂タイムを、より楽しくするための、お風呂で使える手作りおもちゃを紹介します。衛生面からも、使ったあとはしっかりと乾燥させましょう。
ペットボトルであっちこっちシャワー
ペットボトルにキリで穴をあけるだけの簡単おもちゃです。洗面器などにお湯をため、沈めたペットボトルを外に出すと、穴からお水がジャーと出てきます。
牛乳パックの船
牛乳パックを切るだけの簡単な船です。今回は、切り取った部分と竹串で帆を作りました。竹串は中からテープを貼って抜けないように固定しています。
手先がグングン発達する手作りおもちゃ
9カ月ごろになると、手先の器用さが増していきますので、手先を使う遊びをたくさん取り入れていきましょう。
洗濯ばさみでタコさん作ろう
厚紙を丸く切ってタコの顔を描きます。洗濯ばさみをタコの足に見立てて、挟んでみましょう。最初は挟むことが難しいので、ママが挟んで赤ちゃんが取ることからスタート。1歳半ごろを目安に、洗濯ばさみをつまんで挟むことができるようになってきます。タコ以外にも、洗濯ばさみをライオンのたてがみに見立てたり、猫のひげに見立てたりしてもOK。
穴にどんどんひもを通そう
1歳半ごろになったら、ひも通しを遊びに取り入れてみましょう。厚紙を好きな形に切り、パンチで穴をあけます。紐は、お家にある紐の先をテープで固定してもOKですが、100均でも購入できるつづり紐が便利です。おしり側になる紐は、穴よりも大きな玉止めをしておきましょう。
100円均一グッズで作る手作りおもちゃ
100円均一にあるものでできる手作りおもちゃです。
ガーゼ出し放題!
ガーゼの端をくくりつなぎ合わせます。タッパーのフタに穴をあけ、タッパーの中にガーゼを入れます。ガーゼが長ければ長いほど楽しいです。赤ちゃんは長いものを首に巻き付けて遊ぶことがありますので、必ず見守って一緒に遊びましょう。
カラフルしょう油さし
プラスチックのしょう油さしに、ビーズなどを入れて、ふたを閉めます。ふたが開いてビーズが出てこないようにセロテープでふたを固定します。おままごとに大活躍です!
手作りおもちゃは工夫次第でいろいろ作れます。普段から赤ちゃんの様子を観察して「これに興味があるな」と思ったら、その日用品を取り入れた手作りおもちゃを作ってみてくださいね。