結婚後、レン君を授かったアイさんは、「良き母になろう」と心に決めていました。
イヤイヤ期の息子に疲弊…そんなとき










レン君は幼いころから癇癪がひどく、2歳になったころには、些細なことで泣きわめくようになっていました。「早くイヤイヤ期、終わらないかなぁ……」毎日レン君と向き合う中で、アイさんの疲労感は次第に募っていきます。
しかし、一般的に「イヤイヤ期」と呼ばれるレン君の状態について、アイさんは育児書やネットで学習済み。声を荒らげたり、反対に子どもを叱らずに放っておいたりするような親にはなりたくないと思っていました。
そんな折、子どもが親から虐待を受けて亡くなったというニュースを目にします。「しつけのつもりだった」という親の供述に、アイさんは「見苦しい保身の言い訳だ」と胸を痛めるのでした。
個人差はありますが、イヤイヤ期は1歳後半から2歳ごろに始まることが多いとされています。3〜4歳ごろになり、自分の気持ちを言葉で伝えられるようになると、徐々に落ち着いてくるケースも少なくありません。
イヤイヤ期の子どもと向き合う中で、つい声を荒らげてしまったり、叱り方に迷ったりすることは、決して珍しくありません。大切なのは、そんな自分を責め続けることではなく、親も子どもも追い詰められない方法を探していくことなのかもしれません。余裕がないときでも、ひと呼吸おいて落ち着いて対応するよう意識するだけで、感情的なやり取りを防ぎやすくなります。
また、「ちゃんとしつけなければ」とひとりで抱え込むほど、心の余裕は失われてしまうもの。つらいときは子どもと少し距離を置いたり、家族や身近な人、自治体の相談窓口などに頼ったりすることも、親子を守るための大切な選択です。
子育ては、すぐに正解が見つからないこともあります。完璧を目指しすぎず、子どもの成長を長い目で見守りながら、保護者自身の心身の健康も大切にしていきましょう。
監修:松井 潔先生(小児科医)神奈川県立こども医療センター
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