妊娠中に赤ちゃんグッズを手作りするママもいらっしゃると思いますが、私もその1人でした。とはいえ手芸をちゃんと習ったことはなく、趣味というわけでもなかったので、手づくり布おもちゃの本を見ながら簡単なものに挑戦しました。そのなかから、わが子が気に入ってくれたものをご紹介します。
動物ガラガラ
馬やキリンといった、首の長い動物をイメージしたガラガラです。作り方はいたってシンプル。
①作りたい動物の形に布を切って、中表にして縫い合わせます。耳や角をつけたい場合はリボンを2本用意して、中表にした布地に挟み、頭の部分と一緒に縫い込みます。
②少し縫い残してそこから表に返し、綿とプラスチックの鈴を入れ、縫い残しを閉じます。
③最後に、目と鼻を刺しゅう糸で縫いつければ完成。
このおもちゃは月齢の低い赤ちゃんでも持ちやすくて、振ると音が鳴るので、わが子は特別お気に入りでした。生後5カ月くらいから遊んでいたと思います。
小さなパーツは取れて誤飲してしまわないように、特に気をつけてしっかりと縫いつけました。本では「耳のリボン部分をしゃぶって遊ぶ」と書いてありましたが、実際は耳どころか顔でも頭でもどこでもしゃぶるので、見た目にこだわらなければわざわざつけなくてもいいかなと思いました。
ドーナツガラガラ
こちらも動物ガラガラと同じで、ドーナツの形に切り抜いた布を中表にして途中まで縫い、表に返したら綿とプラスチックの鈴を入れ、残りを縫うだけ。
輪になっているので、ひもを通してベビーカーに結びつけたりチャイルドシートに吊るしたりできます。赤ちゃんは持つ力が弱くてすぐに落としてしまうので、ひもを通せる穴があるのは便利でした。
家には中途半端に余った布がたくさんあったので、パッチワークのようにつぎはぎにしました。わざわざ新しい布を買わずに済み、かわいくできたので気に入っています。
材料選びも楽しい
もっと裁縫がじょうずだったら洋服などの大物に挑戦してみたいと思ったのですが、自分の性格的にもすぐに完成するものがよかったので、小さな布おもちゃを選びました。
布おもちゃの良さは、すぐにできあがることと、既製品を買うよりも費用がかからないことだと思います。手芸屋さんに行くと30cm×30cmくらいの端切れが1枚100~300円くらいで売っているので、そこから柄を選ぶのも楽しかったです。
赤ちゃんのことを考えながら布を選んだり、ひと針ひと針縫ったりするのはとても楽しいですし、何より実際に遊んでくれるととてもうれしいです。わが子はねんねのときに、この布おもちゃを両手で顔の前にもってきて遊ぶのが好きでしたが、柔らかいので落としても安心でした。「赤ちゃんのとき、お母さんの手作りおもちゃで遊んでいたんだよ」と見せると、今は小学生の子どももうれしそうにしています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。動物ガラガラ・ドーナツガラガラで遊ぶ際は誤飲等にご注意ください。お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。