急な誘いに戸惑いながらも…
ある日の仕事の休憩中。お弁当を食べていると、A子から突然電話がかかってきました。
「ねぇ、今日、合コンあるんだけど来ない? 大手企業勤務のイケメンぞろいなの!女友だちが一人来られなくなっちゃってさ。お願い!」
突然の誘いに戸惑いながらも、「仕事も遅くなりそうだし、今日はちょっと……服もジャージだし……」と断ろうとしました。するとA子は、「服? そんなの誰も気にしないって~。どうせ座って話すだけだし!」と言ったのです。
その日は仕事が立て込んでいて、着替えに戻る時間もありませんでした。「さすがにこのまま行くのは失礼かも……」と迷いつつも、何度も頼まれ、結局参加することに。
「少し遅れるかもだけど、顔だけ出すね」そう伝えて電話を切りました。
ジャージでお店へ行くと
仕事終わりにそのままお店へ向かった私。ジャージにTシャツという、いつも通りの格好です。
店に入った瞬間、A子とその場にいた女性たちの視線が一斉に集まりました。
「えっ、本当にその格好で来たの?w」「せめてメイクくらいどうにかならなかったの~」
冗談めかしてはいるものの、明らかに笑いを含んだ声に、居心地の悪さを感じました。
それでも私は軽くあいさつをして席へ。男性陣は落ち着いた雰囲気の人が多く、和やかな空気の中で自己紹介が始まりました。
「もしかして…」B男のひと言で!
会話が進む中、男性の一人が「学生時代、何かスポーツやってたんですか?」と話題を振ってきました。
「高校までは陸上をやっていました」そう答えると、男性陣の中でも一番イケメンで温和そうなB男がふと顔を上げて、こう言ったのです。
「あれ…もしかして、××高校の○○さん(私)ですか?インターハイで優勝されてましたよね?」
「僕も陸上部だったんですけど、友だちと一緒にその決勝見てて……めちゃくちゃ印象に残ってるんですよ」
そうだと答えると、B男は「いやー、まさかこんなところで会うとは。すごいな…サインもらっていいですか?なんて(笑)」と冗談っぽく続けました。
その会話をきっかけに、別の男性たちも「え、インハイ優勝ってすごくない?」「どんな練習してたんですか?」と、陸上の話題で大盛り上がり。どうやら男性陣は大学時代の陸上部の仲間同士だったようです。
私は少し照れながらも当時の話をすることに。高校3年の終わりにケガをして、そのまま競技を続けることはやめたこと。大学ではまったく別の生活を送っていたこと。
A子には、これまで高校時代の話はしたことがなかったので、驚いたような表情で話を聞いていました。
「さすがにないわ」その真相は!?
そのとき、A子が笑いながら口を開きました。
「え〜、でも……大事なのは今じゃない?合コンにジャージで来ちゃうようじゃねぇw」
さっきまで和やかだった男性陣の表情が、一瞬で引いていくのがわかりました。
そのあと、B男が静かに口を開きました。
「うん、さすがにないね」そのひと言に、A子は私への悪口が続くと思ったのか、顔をパッと明るくします。
しかし――「服装どうこうより、友だちをバカにするような言い方はないと思う」とB男がピシャリ。
予想外の言葉に、A子の表情が一瞬で固まりました。「え、そんなつもりじゃ……」と笑ってごまかそうとしましたが、もう場の空気は元には戻りません。
その後の態度に驚き!
やがてお開きの流れになると、B男が自然な様子で私のほうへ近づいてきました。
「よかったら、連絡先交換しませんか」そう言ってスマホを差し出してきたのは、私にだけでした。
その様子を見ていたA子も、すかさず自分のスマホを取り出し、「私もいいですか?」と笑顔で割って入ろうとしたのです。
しかしB男は一瞬だけ視線を向けたものの、特に反応することなく、そのまま私とのやり取りを続けました。A子は気まずそうにスマホを引っ込め、何も言えなくなってしまった様子でした。
後日、B男からあらためて「ゆっくり話せたら」と食事の誘いが届き、何度か会うように。自然体でいられる相手だなと感じていて、このまま良い関係になれるといいなと思っています。
自分を無理によく見せようとするよりも、相手に対して誠実であることのほうが、ずっと大切なのだと実感した出来事でした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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