実家の問題が片付いたのもつかの間、今度は夫の実家で義祖母が誰にも相談せずにお墓を勝手に建ててしまうというパニックが発生。「全員一緒に入るのよ」とはりきる義祖母でしたが、長年苦労させられてきた親族一同は猛反対。
そんな中、義母が立ち上がりました。放っておけばいつか息子夫婦(私たち)の負担になる。そう考えた義母は、驚くべきスピードで「墓じまい」への行動を開始したのです。
義母が決行した2つの墓じまい




夫の実家のお墓問題については私は何もしていないので、ここからは夫の母の話になります。
夫の母は、お寺Aにある毎年管理費だけ払っている自分の実家のお墓と、お寺Bにある新たに夫の祖母が作ってしまったお墓の両方を、墓じまいすることにしました。夫の両親夫婦も私たち夫婦もそれらに入る予定はなく、放っておくといずれ私たち夫婦の負担になる、と思っていたからです。
お寺によっては墓じまいして檀家をやめるとき「離檀料」といって何百万円も取ったりすると聞き、お寺Bに墓じまいする旨を相談に行くときに母はとても緊張したそうです。幸いお寺Bのご住職はよい方で、特別な費用は要求されませんでした。
それでもお骨の引き上げや墓石の取り壊し、読経などで合計40万円ほどかかったそう。
お寺Aのほうでは、夫の母の実家のお墓の墓じまいをし、亡き祖父母の永代供養までお願いして、全部で160万円ほどかかったそう。
合計約200万円。明細を見せてもらって、私は思わず「えっ、こんなに……?」と言ってしまいましたが、夫の母は「2つ墓じまいしたから、これでも安く済んだほうだと思うよ」と晴れ晴れとした様子でした。
これで晴れて(?)私たちには「将来引き継ぐお墓」も「入るお墓」もなくなりました。
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独断でお墓を購入した義祖母の暴走。その「負の遺産」に終止符を打ったのは、義母の潔い決断でした。自分たちの実家のお墓と、勝手に作られた新しいお墓。将来子どもたちの負担にならないようにと、2つまとめて墓じまいを決行。その費用、なんと総額200万円! 驚きの金額に和田さんは絶句しますが、義母の表情は驚くほど晴れ晴れとしたものでした。高額な費用を払ってでも自由を選んだ義母の強さとやさしさに、お墓問題の新たな解決の形を見た思いがしますね。
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和田フミ江
