「また不妊治療か?金のムダ」不倫した元夫と再会→しかし隣には私の新しい家族。夫が青ざめたワケは?

仕事人間だった私が、同僚のA太から猛アプローチを受けて結婚したのは5年ほど前のこと。当時は「結婚してよかった」と心から思っていました。
しかし、なかなか子どもを授かれないことに悩み、義母から毎日のように言われる「孫はまだ?」攻撃にうんざりし始めていました。
夫婦の夜にまで口を出す義母
結婚した当初は、やさしい人だと思っていた義母。しかし、結婚から半年ほど経つと「まだ妊娠しないの? 夜のほうはどうなのよ? 昨日は夫婦のアレ、ちゃんとあったの!?」と、とんでもないことまでズケズケと聞いてくるようになったのです。
あまりのしつこさに耐えかねて、私はA太と一緒に病院で検査を受けることにしました。
検査をしてわかったのは、私たち夫婦は2人とも子どもができにくい体質だという事実……。
落ち込む私に追い打ちをかけたのは、またしても義母でした。
「あなたがA太にストレスを与えているせいで子どもができにくいんだ」「子どもが欲しいなら、A太にもっとやさしくしろ」と、すべて私のせいにされてしまったのです。
夫が不倫!?「お前のせい」と言われ…
子どもが欲しかった私たち夫婦は不妊治療を始めました。ですが、早々にA太が諦めモードになってしまったのです。義母に影響されたのか、「不妊と診断されたのは、お前がプレッシャーをかけたせいだ」とまで言うようになりました。
病院の予約をドタキャンしては、たびたび遊びに行くようになったA太。無理やり治療をしてもしょうがないと考えた私は、しばらく彼を自由にすることにしました。
しかしある日の昼下がり、私が家にいると、突然インターホンが鳴りました。ドアを開けると、そこには真っ青な顔をしたA太、そしてA太の同僚であるB男さんとその妻が立っていました。
状況が飲み込めない私に、B男さんが怒りに震えながら口火を切りました。
「奥さん……突然すみません。妻が、あなたの旦那さんと不倫してるんです!」
以前から妻の言動を怪しんでいたB男さんが、この日、2人が一緒にいる不倫現場(ホテルから出てきたところ)を押さえ、その足でA太を引き連れて私の家にも事実を伝えに来た、とのことでした。
A太は「不妊治療のストレスを彼女に癒やしてもらっていた。責任は取るから離婚してくれ」と言い放ち、対するB男さんの妻も、「夫が仕事で忙しくしている寂しさをA太さんに埋めてもらっているうちに、本気になってしまったんです」と開き直っています。
脳内お花畑状態の2人を見て一気に愛情が冷めた私。隣にいたB男さんも、同じく裏切られた怒りと絶望で言葉を失っていました。
当然、私もB男さんも離婚を決意。私たちはそれぞれ、不貞を働いたA太とB男さんの妻に対し、きっちり慰謝料を請求しました。
元夫とまさかの再会
離婚から3年後。私は病院の産婦人科で、偶然にもA太と再会しました。風の便りで、例の不倫相手(B男さんの元妻)と再婚したことや、慰謝料の支払いによって経済的に苦労していることは耳にしていましたが……。
A太はあからさまに嫌そうな顔をして、私にこう言いました。
「お前もしかして、再婚してまた不妊治療してるのか!? 金のムダだな! 諦めろよ」
本当に最低な言葉でした。しかし、勘違いしているのはA太のほう。奥から、あの日一緒に怒りに震えていたB男さんがやってきたのを見て、A太は驚いています。
彼の腕に抱かれているのは、私とB男さんの子ども。そう、離婚後、お互いの慰謝料請求のことで連絡を取り合ったり、同じ痛みを共有したりするうちに、私たちは自然と支え合うようになり、縁あって再婚したのです。
「お前、不妊症じゃなかったのか!? どうして……」とA太は混乱しています。
私は若いころに卵子凍結をおこなっており、それはA太との不妊治療中にも、選択肢の一つとして彼に話したことがありました。ですが、A太は不妊治療に非協力的で、私の話をまともに聞いていなかったのでしょう。私は若いころに卵子を凍結していましたが、治療には夫の協力が欠かせません。それなのに彼は通院をサボったり、検査を受けてくれず、きちんとした治療を受けられませんでした。
離婚後、B男さんと再婚した私は、改めてその凍結卵子を使った不妊治療を始め、幸運にもすぐに子どもを授かることができたのです。
元夫と不倫相手が繰り広げる地獄絵図
悔しそうに私を見つめるA太。すると向こうから、聞き馴染みのあるネチネチした声が聞こえてきました。声の主は元義母。なかなか子どもができないA太の再婚相手(B男さんの元妻)を、しつこく責めています。
あれから3年、いまだに孫を抱けていない元義母の嫌みは、明らかにレベルアップしていました。
私に子どもができたことが悔しかったのか、A太も一緒になって「お前のせいだ」と再婚相手を責め始めます。子どもができない原因をなすりつけ合う夫婦と、その嫁を責める姑……。まるで地獄絵図のような光景が目の前で繰り広げられていました。
A太に不倫されたことは少なからずショックでしたが、自分はあの地獄絵図の一員にならずにすんで、心底安堵した瞬間でした。
あのつらい経験があったからこそ、支えてくれたB男さんと、この腕の中にいる小さな命を、心から大切にしようと思います。不妊治療は、夫婦が本当に支え合ってこそ乗り越えられるもの。あの地獄から抜け出し、本当の幸せをつかむことができて、今、心の底からそう感じています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
続いては、子どもができない原因は妻にあると決めつけ、心ない言葉で追い詰め続けた夫のお話です。過去のあいまいな記憶だけを根拠に「自分に原因はない」と信じ込み、検査結果次第では離婚するとまで言い放つ夫。
しかし、病院で告げられたのは、夫の自信を根底から覆すまさかの事実。勝ちを確信していた夫が一転して取り乱すことに……? 衝撃の検査結果と、その後妻が下した決断とは!?
妊娠しない私に夫「時間と金の無駄!出て行け」離婚宣言→「え、大丈夫?」勝ち誇る夫が取り乱す結果に

結婚して3年、私は義母から「孫はまだか」と急かされる日々に疲弊していました。義母も夫も、子どもができない原因は私にあると決めつけており、夫自身に原因がある可能性については微塵も疑っていません。夫がそこまで自信を持つのには、ある理由があって……。
学生時代、当時の交際相手から妊娠を告げられた経験があるという夫。「俺には実績がある。だから原因はお前だ」と繰り返します。しかし詳しく話を聞くと、妊娠を告げられたのは、夫が別れ話を切り出したタイミングだったそう。結局その女性とは破局し、出産には至っていないとのこと……。
その女性が本当に妊娠していたかどうかはわかりませんが、夫は病院に付き添ったわけでもなく、母子手帳やエコー写真を確認したわけでもなく、口頭での申告を鵜呑みにしているだけでした。
そんな過去の不確かな記憶にしがみつく夫に、私の心は急速に冷めていきました。
不妊検査と引き換えに突きつけられた条件
根拠もなく私ばかりが責められる毎日は、精神的に限界でした。「原因が私にあると決めつけるなら、まずは2人で検査を受けてはっきりさせましょう」と提案すると、夫はしぶしぶ承諾。しかし、信じがたい条件をつけてきました。
「もし俺に原因がなければ、離婚する。子どもも産めない、欠陥品の妻なんて必要ないからな」
さらに夫は……。
「不妊女と結婚して時間と金の無駄だった。出て行け」
「離婚届送るから」
「結婚式の費用も返せよ」
私との結婚生活を無駄だったと言い放ち、結婚式の費用や慰謝料として300万円を要求してきたのです。そして家を出て行けと言われました。
「そんなことして大丈夫?」
あまりにも理不尽な言い分に、私は心底あきれました。よほど結果に自信があるのでしょう。私は「わかったわ。その代わり、あなたに原因があったら、あなたが私に300万円支払って離婚してね」と夫と約束し、病院へ向かいました。
検査結果と夫の動揺
検査当日。結果が出る前から夫は勝利を確信している様子で、「離婚届を送るから覚悟しておけ」と勝ち誇っていました。しかし、医師から告げられた検査結果は、夫の予想を裏切るものでした。
医師は冷静に、夫には先天的な要因で子どもを望むことが極めて難しい状態であると告げたのです。「そんなはずはない! 俺には実績があるんだ!」夫は取り乱しましたが、医師の診断は覆りません。
詳しく話を聞けば聞くほど、学生時代の元カノの妊娠話は、別れたくない一心での狂言だった可能性が高いことが浮き彫りになりました。
ひどく落胆する夫でしたが、すでに離婚を決意していた私は言われていたとおり、その日のうちに荷物をまとめ実家へ帰ることに。「離婚届待ってるね」とだけ告げて、家を出ました。
手のひらを返した夫への決断
現実を受け入れられない夫は、その後もいくつかの病院を回ったそうですが、結果はすべて同じでした。あれから数週間が経ちますが、夫から離婚届は送られてきません。しびれを切らした私が役所で用紙をもらい、記入して夫に送りつけると、慌てて連絡が来ました。
「やっぱり離婚はやめないか。3年間、うまくやってきたじゃないか」これまでの暴言や義母のいびりを棚に上げ、夫は必死に復縁を懇願してきました。「子どもがいなくても2人で生きていこう」などと今さら耳障りの良い言葉を並べますが、自分が原因だとわかったとたんに前言撤回するような夫には、もはや愛情のかけらも残っていませんでした。
私は情にほだされることなく、約束通り300万円の慰謝料と離婚を求めました。夫が離婚したくないのは、私への愛ではなく、世間体や再婚の難しさ、そして孫を熱望する義母への説明を恐れてのことでしょう。その後、調停を経て離婚が成立。私は調停で合意した解決金を受け取り、新しい人生を歩み始めました。これからは、自分の幸せのために生きていこうと思います。
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夫婦の数だけ、さまざまな事情や関係性があります。しかし、どちらか一方に責任を押しつけたり、相手を傷つけたりしていい理由にはなりません。結婚の形も、幸せの定義も人それぞれです。困難に直面したときこそ、相手を思いやる気持ちを持てるかどうかが問われるのではないでしょうか。何らかの問題が生じたときは、パートナーとどう向き合うか、きちんと立ち止まって考えたいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
不妊に悩む夫婦にとって必要なのは、どちらか一方を責めることではなく、お互いに支え合い、現実と向き合う姿勢ではないでしょうか。治療を放棄し、妻を裏切っていたり、妻に原因を押しつけ、暴言を吐いたりした夫たちは、それぞれ「幸せ」とはほど遠い結末を迎えることになりました。
子どもを望むかどうか、治療を続けるかどうかに正解はありませんが、どんな状況でも相手を一方的に責めるのは間違っていますよね。困難に直面したときこそ、思いやりを忘れず、相手の気持ちに寄り添って、2人で乗り越えていく――そんな夫婦の絆を深めていきたいですね。