揚げてあるのに「加熱してありません」?表記の謎を解明

あまり知られていませんが、スーパーで売られている冷凍揚げなすには「加熱済み」と「未加熱」の2種類があります。
実は「食品衛生法」という法律で加熱の基準が厳しく区別されているんです。何がどう違うのか、わかりやすくお伝えしますね!
厳しい基準をパスした「加熱済み」

近所のスーパーで手に入れた『くらしモア』の「カット揚げなす」。パッケージ裏を確認すると、はっきりと「加熱の必要はありません」と書かれています。

この表記がある商品は、中までしっかり火が通っている証拠。「食中毒菌の数が一定数以下になっているか」という安全基準をクリアしているんです。
再加熱が必要な「未加熱」

こちらが、話題になった業務スーパーの「揚げなす乱切り」のパッケージ裏。「加熱してありません」と書かれている商品は、おそらく高温の油にサッと通しただけの状態です。
中までしっかり火が通っているわけではないため、ルール上は「未加熱」に分類されます。
「下ごしらえは終わったから仕上げの調理はご家庭でお願いします!」というメーカーからのメッセージなので、必ず火を通してから食べてくださいね。
そのままお弁当に入れて自然解凍はダメ?

忙しい朝、凍ったままお弁当箱に入れられたら楽ちんですよね。自然解凍OKかどうかは、パッケージの表記で見分けられます。
「加熱の必要はありません」と書かれている商品なら、凍った状態でポンと入れても大丈夫。朝お弁当箱に詰めればお昼時にちょうど食べごろになりますよ。
※メーカーによって推奨解凍方法が異なるため、念のためパッケージを確認するとより安心です。

ただ、溶けるときに水分が出てしまう場合があるのでちょっと工夫が必要。
おかずカップの底に削り節やすりごま、乾燥わかめを敷いておくと、余分な水分をキャッチしてくれます。
味付けは塩とごま油をちょろっとかけたり、お弁当用の小さいタレビンにめんつゆやポン酢を入れて添えたりすると◎。

一方「加熱してお召し上がりください」と書かれた揚げなすを凍ったまま入れるのはNGです。
食中毒を防ぐためにも、電子レンジで温めるかフライパンで炒めて、しっかり加熱してからお弁当箱に詰めましょう。
油っぽさが気になるなら「湯通し」がおすすめ

Xでは「業務スーパーの冷凍揚げなすは油っぽくて食べられない……」という声がチラホラ。
なすの果肉はスポンジ状なので、揚げるときに油をたっぷり吸い込んでしまうんです。
せっかくお得にゲットしたのに口に合わないのはあまりにも悲しいですよね。そんなときは調理前に湯通しをして油を抜くのがおすすめです。
①ボウルに揚げなすと熱湯を入れる

ボウルに凍った揚げなすを入れ、かぶるくらいの熱湯を注いで5分置きます。

時間が経つと、お湯にたっぷりの油が浮いてきます。
一度食べてみてまだ気になるようであれば、お湯を入れ替えてさらに1〜2分置きましょう。
②ザルに上げて水気を切る

ザルに上げてお湯を捨て、キッチンペーパーで水気をふき取ります。このひと手間で余分な油が抜けてさっぱりとした味わいに。このあと加熱調理してくださいね。調味料も染み込みやすくなりますよ。
違いを知って活用しよう!
冷凍揚げなすの「加熱してありません」という不思議な表記は、法律で決められた安全のためのルール。パッケージ裏の表記をチェックして、正しく使い分けましょう!