体調不良の夫を支えた休日
休日、夫は具合が悪く布団で横になっていました。私は薬を準備し、できるだけラクに過ごせるように動いていました。夕飯も何なら食べられるかを聞いたところ、喉が痛いようでしたが「何でもいい」とのこと。
そこで私はやわらかめに炊いた炊き込みご飯を作りました。控えめによそって食べさせると「もっと食べられる」と言われ、おかわりも用意しました。しっかり食欲があることに安心し、少しほっとしたときでした。
「もらおうか」に感じた違和感
食後、夫が「アイスがあったよね」と言い、「もらおうか」と続けました。その言い方に私は引っかかりました。「食べたいな」とか「お願いしていい?」ではなく、「もらおうか」という言い方。
さらに、そのアイスは大容量のファミリーパックでとても硬く、すくうのが大変なもの。私は時間をかけて少しずつ削るようにして取り分けていました。その手間もあって、余計にその言い方が気になってしまったのです。
小さないら立ちと伝えたかったこと
私が苦労している様子を見て、夫もスプーンで工夫していましたが、簡単ではありませんでした。私は「大変ってわかった?」と伝え、「さっきの『もらおうか』の言い方、腹が立ったよ」と正直に話しました。
すると夫は「ありがとう」とひと言。その言葉に少し救われたものの、普段の何げない上から目線の癖は、やはり気になってしまいます。家族であっても、もう少し思いやりのある言葉を使ってほしいと感じました。
まとめ
夫婦として長く一緒にいると、相手への甘えから、つい言葉が丁寧さを欠いてしまうことがあります。今回の「もらおうか」という言葉も、体調が悪い夫に悪気がなかったのはわかっています。
それでも、看病という与える側にいた私にとって、そのひと言はどこか対等ではない響きに聞こえてしまったのだと思います。こうした小さな違和感を「体調が悪いんだから」と飲み込まずに伝えたことで、夫の「ありがとう」を引き出すことができました。
相手を大切に思うからこそ、今の自分の気持ちを正直に、かつ冷静に伝えていくこと。それが、無理なくお互いに歩み寄るために大切だと感じた出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:中村美咲/30代女性・主婦
イラスト:おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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