女の子至上主義な職場の女性にモヤモヤ
その女性は50代で、息子が1人、娘が2人おり、お子さんは全員成人しているようでした。普段は育児の話もよく聞いてくれるやさしい女性で、私は親しみを持って接していました。
ところが、妊娠中期に入って性別がわかるころになってくると、「性別わかった? 1人目が男の子なんだから、2人目は絶対女の子がいいわよねぇ」と、決めつけるように言われることが増えてきたのです。
さらに「女の子はいいわよ~、私も1人目は男の子だったけど、絶対女の子が欲しくて頑張ったの! あなたもきっと次は女の子よ」「男の子は大きくなっても親の面倒なんか見ないわよ」など、男の子に対するネガティブな発言ばかり。
最初は私も「女の子がいいかな」と思っていましたが、あまりにも「女の子、女の子」と言われるので、だんだんと嫌気がさしてきました。
男の子だと伝えると、ありえない発言を!?
ある日の健診で「おなかの赤ちゃんは男の子だろう」と先生に言われました。そのときの私は、元気であればどちらでもいいと思っていましたし、息子2人が楽しそうに遊ぶ姿を思い浮かべていたほどです。
そして「性別は男の子だった」と職場の女性に報告すると、とんでもない言葉が返ってきたのです。「え~、男の子? 残念だったわね」という、ありえない一言。私は思わず固まってしまいました。これから生まれてくる命に向かって「残念」だなんて……。
さらに「3人目こそ女の子を頑張りなさい!」とまで言われ、怒りがこみ上げてきた私は、「残念なんて思っていませんし、うちは2人で十分ですから!」と話を切り上げました。
次男が誕生してからも「3人目はまだ?」と聞かれ、本当にうんざりしてしまい、現在はその女性とは距離を置いています。そんな「女の子至上主義」な人は私の周りに少なからずいて、言われるたびにスルーしています。
わが家は子どもは2人までと決めているので、3人目を産むつもりはありませんし、男の子の兄弟を残念だとはまったく思いません。2人とも、とてもかわいい私の宝物です。
「男の子は将来親の面倒を見ない」と言われましたが、そもそも自分の面倒を見てもらうために子どもを産むわけではありません。私自身は女性ですが、母親とは訳あって絶縁状態にあります。女の子だからといって、必ずしも母親と良好な関係でいられるとは限らないのです。
何よりも、子どもは授かりものです。私は、他人の子どもの性別に口出しして誰かを傷つけるような人にだけは、絶対にならないと心に強く誓っています。
著者:木内瞳/30代女性。結婚11年目。長男2016年生まれ、次男2020年生まれ。義両親と同居しながらフルタイムで勤務中。毎週末子どもたちと遊びに出かけるのが何よりも楽しみ。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)