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わが家に“盗聴器”を仕掛けた義母「夕飯はカニでしょ?」→合鍵で侵入した義母が見た、衝撃の光景とは

私は夫と小学3年生の娘と3人で暮らしていました。専業主婦として家族を支える毎日は穏やかで、夫婦仲も良好。娘も明るく育っていて、幸せな家庭だったと思います。

ただ、ひとつだけ大きな悩みがありました。それは、近所に住む義母の存在です。

結婚当初から「義実家近くに住む以上、多少の行き来はあるだろう」と覚悟していた私。しかし、実際は想像以上でした。

 

義母は頻繁にアポなしで家へ来るだけでなく、家族のイベントにも当然のように参加してきたのです。

 

娘の誕生日、夫の誕生日、クリスマス、ひな祭り――。どんな行事でも、義母は開始前から居座り、料理を勝手に食べ始めるのです。

 

夫の帰宅前なのにメイン料理に箸をつけたり、後で出そうと思っていたケーキを冷蔵庫から勝手に持ち出したり……こちらが注意しても、「家族なんだからいいじゃない」と悪びれる様子もありません。

 

娘も最初は笑っていましたが、だんだん「また来るのかな……」とこぼすように。夫も何度も注意しましたが、義母は聞き流すばかり。

 

私は精神的に限界を感じ、義父へ相談することにしたのですが……。

 

 

義父の説教にも懲りない義母

義父は仕事柄、出張が多い人でした。そのため、いつもの義母の行動を詳しく把握していなかったそう。私たちが事情を説明すると、義父はすぐに義母を厳しく叱ってくれました。

 

その数日後、珍しく菓子折りとプリンを持って謝罪に来た義母。

 

「お父さんに言われて……迷惑かけてごめんなさいね」

「お菓子とプリン買ってきたから、家族みんなで食べてちょうだい」

 

そう言って、自分でプリンを冷蔵庫へ入れると、あっさり帰っていったのです。私はようやく反省してくれたのだと思い、少し安心していました。

 

ところが翌日――。

 

キッチンを掃除していたときに、見覚えのないコンセントタップが増えていることに気づきました。昨日まで絶対になかったものです。

 

不審に思った私は触らずに、帰宅した夫に確認しました。夫にも心当たりはないとのこと。

 

機械に詳しく、そういった関係の仕事をしている夫は「これ……もしかして」「ちょっと見てみるね」と言って、コンセントタップを引き抜きました。そして、工具で分解し、中の部品を確認しながらスマホで何かを調べ始めたのです。

 

そんな夫をハラハラしながら見守る私。しばらくして、夫は顔色を変えました。そして、コンセントタップを床に置くと、少し離れた場所へ私を呼び、小声でこう言ったのです。

 

「あれ……盗聴器付きのタップだ……」

 

私は言葉を失いました。私たち家族以外に直近でうちのキッチンに入ったのは、義母だけ。まさか義母がそんなことをするなんて、想像もしていませんでした。

 

 

娘が考えた作戦

すぐ義母へ抗議しようとした私たちを止めたのは、娘でした。

 

「本当におばあちゃんがやったのかな」

 

そして、娘なりに考えた作戦を話してくれたのです。

 

私たちは娘の提案に乗り、あえて盗聴器を外さず、そのままにすることに。そして数日後、盗聴器のあるキッチンでわざとこんな会話をしたのです。

 

「来週の土曜日、夕飯にカニを食べようか」

「いいね! 久しぶりにカニ食べたい!」

 

娘も「わーい! 楽しみ!」と大喜び。私たちはそれから1週間ほど、わざとキッチンでカニパーティーの話題を繰り返し、大げさなくらい盛り上がりました。

 

そして迎えた土曜日。予想通り、義母は突然わが家へやって来ました。しかも、以前に渡してしまっていた合鍵を使い、勝手に家へ入ってきたのです。

 

しかし、そのとき家の中には誰もいませんでした。私たちがいないことに気づいた義母は、鬼気迫る勢いで私に電話をかけてきたのです。

 

「今日の夕飯、カニなんでしょ!? あんたたちどこにいるのよ!」

 

私はあえて冷静に答えました。

 

「え? お義母さんにカニの話なんてしましたっけ?」

 

すると義母は黙り込みました。盗聴していたと自分から認めるようなものだったからです。

 

 

義父の決断

そのとき私たちは、義父の招待を受け、北海道旅行に来ていました。義父は定年後の北海道支社への嘱託勤務が決まっており、その赴任準備や引き継ぎを兼ねて、ちょうど北海道へ長期出張中だったのです。

 

今回の旅行は、「今まで母さんが迷惑をかけたことへのお詫びも兼ねて」と、義父が招待してくれたものでした。

 

「お義父さんと同じく、夫が北海道転勤になったので私たちも引っ越したんです」

「引っ越し祝いで、お義父さんと一緒にカニを食べに行くんです」

 

そしてスマホを義父に渡すと、義父はため息をついて義母にこう告げました。

 

「お前は息子夫婦にまで迷惑をかけ続けて……もう限界だ。離婚届は送ったから、書いて出しておいてくれ」

 

義父は以前から、義母の浪費癖や身勝手な行動に疲れ切っていたそうです。義父が説教しても義母が変わらない態度を取り続けたことにあきれ、離婚に踏み切ることにしたと言っていました。

 

義母は「離婚なんて困る」「私も北海道に行きたい」と泣きわめいていましたが、義父の意思は変わりませんでした。その後、義父母は話し合いの末、本当に離婚しました。

 

 

私たち家族が選んだ新しい生活

実は、夫の北海道転勤の話は真っ赤な嘘。私たちの本当の目的は、義母に新居を知られないよう引っ越すことでした。盗聴器を仕掛けるような行動をされた以上、娘のためにも距離を置くしかないと考えたのです。

 

夫が職場に通いやすいところで、たまたまいい物件があったため、私たちは引っ越しを即断。娘は私立の学校に通っているため、転校せずに済んだのが不幸中の幸いでした。

 

後日、義父を通じて、義母が持っていた旧居の合鍵を回収してもらいました。私は携帯電話の番号を変え、義母との連絡は夫のみに任せることに。しかし、夫も連絡頻度を最小限にしているようです。

 

一方で、義父との関係は以前よりずっと良好になりました。今でも時々、北海道の海産物やお菓子を送ってくれます。娘も義父のことが大好きで、よく電話で話しています。

 

この1件は本当に大変でしたが、家族との距離感や礼儀の大切さを改めて考えさせられる出来事でした。家族だから何をしても許されるわけではありません。

 

相手への配慮を忘れず、適切な距離感を保つことが、良好な関係を続けるうえで大切なのだと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

今回の義母の行動は、単なる非常識では済まされません。たとえ合鍵を所持していても、相手に無断で住居へ入れば「住居侵入罪」などに問われる可能性があります。

また、盗聴器の設置の際に物を壊した場合は「器物損壊罪」にあたることもあります。

 

盗聴は重大なプライバシー侵害であり、たとえ身内であっても決して許される行為ではないのです。

 

「家族だから」という言葉に甘えることなく、互いのプライバシーを尊重し、適切な距離感を保つこと。それこそが、大切な家族の絆や幸せな生活を守るために、重要なことなのかもしれません。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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